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クワガタ日記 2008

2008年1月 新しい年になりました

2008年は雪で始まりました。仕事場の南に広がる山系はほとんど天然林で占められています。落葉広葉樹の葉が落ちると緑色で円錐形(えんすいけい)のアシウスギ(ウラスギ)が目立ってきます。ツキノワグマはアシウスギの幹の皮をはいで、出てくる樹液をなめるのだそうです。

 
雪景色で1年が始まりました。 山腹にアシウスギが点在しています。

1月31日 ヒラタクワガタの菌糸瓶を交換しました。

菌糸瓶は3カ月を目安に交換すると良いようです。昨年9月中旬に7匹のヒラタクワガタの幼虫を菌糸瓶に入れました。みんな、元気に成長していました。
菌糸瓶には、たくさんオオヒラタケが生えてきました。瓶からキノコを取り除き、胞子で白くなった部屋を掃除しました。

 
キノコが生えています。 ヒラタクワガタの3令幼虫です。

3月10日 春が来ました。

地元の人も「今年の冬は寒かった」と言っておられました。氷点下の日が多く、道路は何度も凍結しました。
今年ほど春が待ち遠しかったことは、今までにありませんでした。
今日は、雪どけ水が大雨の後のように音をたてて流れて、「春が来たんだなあ」と思いました。

雪どけ水が流れています

3月16日 大麻山(たいまさん 599m)に登りました。

大麻山に登りました。標高500メートルくらいまでは車で登れます。大麻神社から10分ほど、古いスギの林を登ると山頂に着きます。山頂はテレビ塔が乱立して、人工的ですが、展望台からの眺めはきれいです。
鳥のさえずりが聞こえましたが、何の鳥か分かりませんでした。

展望台から北をみると日本海が広がります。 

4月27日 愛媛産のコクワガタを継代飼育(けいだいしいく)しています。

クワガタの季節がやって来ました。
愛媛県鬼北町と愛南町で捕まえたコクワガタを飼育しています。鬼北町産のコクワガタは4年目になりました。それぞれ別の新しい飼育箱に入れました。

愛南町産のコクワガタの幼虫です。  小さな成虫です。

4月29日 ヒラタクワガタが越冬しました。

ヒラタクワガタが越冬しました。暖かくなって眠りから覚めました。さっそくクワガタのゼリーを入れておきました。

越冬した愛南町産のヒラタクワガタ2世です。 

6月7日 今年も我が家にヤモリがやって来ました。

今年も窓ガラスにヤモリがやって来ました。「ヤモリ君」と名付けています。なるべく電気をつけるようにして、集まる虫を食べさせて太らせています。鳥に見つからないように、立派に成長してほしいです。

毎年やって来るヤモリ君です。 

6月15日 孫の世代のカブトムシが誕生しました。

2年前、実家で捕まえたカブトムシの幼虫の孫の世代が誕生しました。

まだ、羽の色が茶色をしています。  オスのサナギです。

6月20日 ヒラタクワガタのメスが羽化しました。

愛媛県産3世のヒラタクワガタです。前蛹(ぜんよう)の状態でヒラタクワガタの幼虫を菌糸瓶に入れました。5月30日に蛹化(ようか)し、6月20日に羽化(うか)しました。

6月15日、やさしい寝顔です。 6月18日、こわい顔になってきました。 6月20日、羽化しました。

7月3日 モリアオガエルが玄関のドアノブにいました。

職場の玄関のドアノブにモリアオガエルが居すわっていました。カエルにしては大きな体で、恐竜を思わせる骨格と皮膚に感動しました。最初に出勤した人はゆっくりドアを回して、モリアオガエルが落ちないように気をつけてドアを開けたそうです。
田んぼの段になったところには、ソフトボールより少し大きいモリアオガエルの卵がたくさんありました。落ちた卵は残念にもアカハライモリに食べられていました。アカハライモリはうれしそうに卵を食べていました。雨が降ると卵の中で大きくなったオタマジャクシが水の中に落ちて行きます。オタマジャクシもイモリに狙われるそうです。以前、三瓶自然館サヒメル(島根県大田市)で説明を聞きました。

斑点のないモリアオガエル モリアオガエルの卵

7月4日 クワガタ採集の途中で、ツキノワグマとキツネに出会いました。

雨上がりで、湿度の高い夕方でした。クワガタが多く出てくる気候です。仕事が早く終わったので、近くの森に出かけました。小さなコクワガタがたくさんいました。ノコギリクワガタのオス1匹、ミヤマクワガタのオス1匹もいました。ミヤマクワガタは金色をしていました。どれも小さな個体だったので観察をして帰りました。

6匹のコクワガタ (コナラの上方) 別のコナラにいたノコギリクワガタ
コクワガタ(左)とミヤマクワガタ(右) (コナラの中央) 別のコナラの幹にも小さなコクワガタ→スジクワガタでした。
樹液に集まるコクワガタのオス (コナラの左下方) 1本のコナラにクワガタがたくさん集まっています。 ウロにいるコクワガタのつがい

クワガタの写真を夢中で撮影していたら、後ろ20メートルくらいのところにツキノワグマが来ていました。立ち止まると腰につけているクマよけの鈴は役に立ちません。真っ黒くて若いクマのようでした。ツキノワグマは、こちらに気づいてすぐに逃げて行ったので、写真を撮ることはできませんでした。初めての出会いに感激しましたが、帰り道は、大きな動物が動く音がして、とても恐かったです。
その日は、キツネの集団にも出会いました。

 
キツネの親子でしょうか。 ツキノワグマが出てきた場所

7月11日 職場の玄関に65mmのミヤマクワガタが来ました。

職場の正面玄関に巨大なミヤマクワガタがいました。しかも、65 mmとワイルド種では私が見た中で最大です。頭の突起がひときわ大きく、立派でした。ミヤマクワガタは暑さに弱く、高温になると短命になります。なるべく涼しいところで飼おうと思います。

65mmでした。 頭の突起が大きいです。

7月12日 灯りの下にノコギリクワガタがいました。

仕事の帰りに山にかかる橋へ行っています。明るい灯りがあり、灯りから少し離れたところにノコギリクワガタがいました。

60mmのノコギリクワガタです。

7月21日 継代飼育しているヒラタクワガタを菌糸瓶から取り出しました。

愛媛県産のヒラタクワガタの3世が誕生しました。3世はオスが4匹、メスが4匹になりました。

立派なヒラタクワガタのメスです。 ヒラタクワガタを集めてみました。 今年は60mmのヒラタクワガタが最大でした。

7月23日 帰省しました。

休みを取って岡山へ帰省しました。いつもの裏山に行きました。道にも草が茂っていたのでマムシに気をつけて、長ぐつをはきました。コクワガタのメス、オスを見つけました。以前、ヒラタクワガタを捕まえたクヌギには、カブトムシのメスがいました。

うろに小さなコクワガタ♀ コクワガタ♂も隠れています。 樹液をなめるカブトムシ♀

7月29日 ブリードした愛媛産ヒラタクワガタ3世です。

ブリードしたヒラタクワガタのオスとメスが1匹ずつ加わりました。愛媛で生まれ、島根で成虫になった3年目のヒラタクワガタは、この夏で天寿をまっとうしました。次の世代が成長しています。

60mmのヒラタクワガタ♂

8月2日 川の上流へ行きました。

子どもたちと一緒に仕事場の近くを流れる川をずっと上流にさかのぼりました。途中から自転車を使いました。民家がなくなり、さらにずっと進むと源流の近くにやって来ました。
タチヤナギにスジクワガタを見つけました。道路にアカアシクワガタのメスを2匹見つけました。川の岸に生えているタチヤナギの木にはクワガタのつがいがたくさんいました。ヤナギにいることとアゴの形からヒメオオクワガタだと思いましたが、確認できませんでした。

スジクワガタがいたヤナギ スジクワガタ 道路にアカアシクワガタ♀

クワガタ以外にも見慣れない生き物に出会いました。アズマヒキガエル、タカ科のノスリ?、カラスアゲハを見つけました。

アズマヒキガエル ノスリ? カラスアゲハ

8月9日 息子たちがカブトムシの産卵に立ち会いました。

今年はカブトムシの世話を息子たちが行いました。飼育箱のフタを開けるとカブトムシが産卵していました。おしりに白いものが付いているように見えました。

卵が10個くらいありました。

8月17日 再び川の上流へ行きました。

8月2日に行った場所へ行きました。クワガタのつがいを5ペアほど見つけました。双眼鏡で観察しました。ヒメオオクワガタかどうか分かりません。双眼鏡にデジカメをつけて撮影しました。(追記 その後、何度も足を運び、アカアシクワガタと判明しました。)

タチヤナギの木です。 ヒメオオクワガタ♂? ノコギリクワガタ♂?

9月6日 カブトムシの幼虫を新しいマットに移しました。

カブトムシの幼虫を新しいマットに移しました。マットの状態が悪く、幼虫は10匹ほどしか残っていませんでした。生き物を育てるのは難しいです。

2令幼虫です。

10月20日 ノコギリクワガタのケースに保温マットを敷(し)きました。

朝の室温が低くなり、ノコギリクワガタの元気がなくなりました。少しでも長く生きさせてやりたいので、保温マットを敷きました。夜、ケースを開けてみると、少し元気になってゼリーで栄養補給をしていました。

保温マットを出しました。 ゼリーを食べています。

10月25日 愛媛県産のコクワガタの幼虫が育ちました。

愛媛県愛南町のコクワガタの幼虫が育っていました。1令幼虫から3令幼虫まで色々な大きさのクワガタでした。コクワガタの幼虫はノコギリクワガタやヒラタクワガタの幼虫よりも小さく、かわいらしい感じです。

1令幼虫とコナラの実
コクワガタの幼虫です。 3令幼虫とコナラの実

10月31日 去年、捕まえたノコギリクワガタの2世が成虫になりました。

去年、外灯の下で見つけたノコギリクワガタのメスが次の世代を生みました。菌糸瓶から取り出してみると立派な成虫になっていました。来年まで涼しいところで冬眠させます。

中型のノコギリクワガタの成虫です。

12月23日 クワガタの森に雪が降りました。

スジクワガタ、アカアシクワガタ、ヒメオオクワガタを見つけた森に雪が降りました。

クワガタを見つけたヤナギに雪が積もりました。

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