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クワガタ日記 2007

2006年4月から島根県西部に住んでいます。夜、車で山道を走っている時に、イノシシ、タヌキ、テンに出会いました。夏には宮崎駿のアニメ「もののけ姫」に出てくる「コダマ」のような声が、山全体から聞こえてきて驚きました。何の鳴き声なのか、まだ、分かりません。
近くのキャンプ場はツキノワグマが出るためか、閉鎖されています。そこで樹液の出ている木にクワガタを見つけました。

飼育風景です

2月12日 帰省しました

今年は暖冬ですが、やはり冬は寒いです。私のふるさとは岡山の山間部で、朝とても冷え込みます。子供たちが霜柱(しもばしら)と霜(しも)の写真を撮りました。霜柱は地面の水が凍ったもので、霜は空気に含まれる水蒸気が凍ったものです。
子供たちと裏山を探検しました。数年前の台風で、大きなクヌギが何本も倒れていました。里山はとても荒れていて歩きにくかったです。道に迷ってやぶを進んで行きました。

霜柱(しもばしら) 霜(しも) 里山を歩きました

3月4日 においの元を探す

この時期にただよう独特なにおいがあります。家の後ろの丘に登ってにおいの元を探しました。小さな花を付けた常緑樹を見つけました。4ミリほどの小さな花からにおいが出ています。図鑑で調べるとヒサカキ(姫榊、姫栄樹)だと分かりました。神前やお墓に供える木の一つです。

ヒサカキ Eurya japonika 4mmほどの小さな花

3月15日 越冬したクワガタです

今年は3種類のクワガタが幼虫と成虫で越冬しました。

種類 幼虫 成虫♂ 成虫♀
コクワガタ 5匹 約10匹 約10匹
ノコギリクワガタ 1匹 2匹 1匹
ヒラタクワガタ 0匹 8匹 6匹

3月26日 今年、初めてツバメを見ました

サクラが咲き始めました。今日は初めてツバメが飛んでいるのを見ました。南の暖かいところから飛んできたのでしょう。

4月5日 西中国山地の山並みです

西中国山地の山並みがよく見える山に登りました。遠くの山は、いかにもツキノワグマが住みそうです。私は山林を全く所有していませんが、自然林をそのまま残したいと思いました。

金木(かなぎ)山(標高719m)です。山のふもとで「きんた」という少年がクマと相撲(すもう)をとったそうです。

4月29日 クワガタの幼虫が住んでいそうな朽ち木です

近くの標高80メートルほどの小さな山に登りました。山頂近くに、穴がたくさんあいた朽ち木がありました。何かの幼虫がたくさんいそうです。

削れば何か出そうな朽ち木です

5月 遮光(しゃこう)カーテンを付けました

昨年はクワガタを飼育している部屋が高温になり、ネブトクワガタとヒラタクワガタの次世代を育てることができませんでした。エアコンを付けるのが良いのでしょうが、予算の関係でできません。とりあえず、遮光カーテンを買いました。2セットで約3000円です。

昼でも暗くなります

5月13日 クワガタが集まる木を探しました

帰省しました。裏山に行き、クワガタが集まりそうな木を探しました。これから夏に向かうのが楽しみです。

ヒラタクワガタを見つけたクヌギ クヌギの葉が力強いです 傷の多いシラカシの木

5月24日 産卵木をセットしました

コクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタの産卵木をセットしました。コクワガタの飼育ケースには新しく成虫のオス1匹、メス1匹、サナギ1匹、前蛹(ぜんよう)1匹、幼虫1匹がいました。マットの交換のとき、ノコギリクワガタのオスが飛んで逃げてしまいました。クワガタは飛ばないものと思っていたのが間違いでした。ヒラタクワガタの飼育箱には幼虫が1匹いました。

コクワガタのオス コクワガタのメス コクワガタのメス(サナギ)
コクワガタ(前蛹) ヒラタクワガタの幼虫がいました。 ヒラタクワガタを飼育瓶に移しました。

5月25日 コクワガタの前蛹がサナギになりました

昨日、取り出したコクワガタは1日で前蛹からサナギになりました。動かしたために早くサナギにさせたのかもしれません。

前蛹からサナギになりました。

5月26日 近くの山に行きました

町中から近い標高380メートルほどの山に行きました。車で山頂近くまで登ることができます。道路沿いの数本のクヌギに傷つけた跡があり、古いバナナトラップがぶら下がっていました。傷つけられたクヌギは、かわいそうでした。以前、傷つけられたクヌギの大木が、1年後に無惨(むざん)に倒れていたことを思い出しました。

古いトラップが下がっています。 その隣のクヌギです。

6月7日 コクワガタのメスが羽化しました

コクワガタのメスが無事に羽化しました。

羽化した成虫になりました。

6月14-16日 コクワガタのオスが羽化しました

5月24日に前蛹でコクワガタを取り出しました。翌25日に蛹化しました。6月16日、蛹化23日目に羽化しました。

5月24日 前蛹です。
5月25日 蛹化しました。 6月14日 羽化2日前です。 6月16日 とうとう羽化しました。

6月21日 成虫と幼虫のマットを交換しました

成虫のマットと幼虫のマットを交換しました。産卵木に、ヒラタクワガタの1令幼虫がいました。コクワガタのマットではオスの成虫がいました。幼虫で飼育していたノコギリクワガタの幼虫はメスのサナギになっていました。

ヒラタクワガタの1令幼虫です。 成虫になったコクワガタ♂です。 ノコギリクワガタ♀のサナギです。

6月28日 クワガタの季節がやってきました

夕方、近くの山(標高約700メートル)に行きました。中腹にクヌギ林があります。昨年、樹液が出る木を何本か見つけましたが、スズメバチとカナブンを見つけただけでした。今年、樹液の出ているクヌギの裏側にコクワガタのつがいを見つけました。持っていた携帯電話で撮影しました。

コクワガタのオスがメスを奪われないように威嚇しています。

7月8日 近くのキャンプ場でノコギリクワガタを見つけました

7月7日、仕事の帰りに近くのキャンプ場へ行きました。樹液の出ている大きな木がたくさんありました。コクワガタを5匹とノコギリクワガタをつがいで見つけました。その日は携帯で写真を撮って帰りました。7月8日は子供たちと一緒に出かけました。ノコギリクワガタを4匹見つけました。大きなクワガタは写真のフラッシュに驚いて、木から地面に落ちてしまい、どこかに隠れてしまいました。幹にいた他のクワガタを捕まえました。体長55mmでした。

驚いて、木から落ちてしまいました。 採取したノコギリクワガタ♂(55mm)です。 飼育ケースに入れました。

7月28日 キャンプ場で小さなクワガタを見つけました

夕方、仕事の帰りにいつものキャンプ場へ行きました。コナラの木にクワガタを見つけました。アゴが短く、スジクワガタだと思います。

コナラにいた小さなクワガタです。 他のコナラにもいました。 あまり太くないコナラでした。

8月1日 ノコギリクワガタのメスを見つけました

仕事の帰りに、谷にかかる橋の外灯へ行きました。灯りの下へノコギリクワガタのメスがいました。キャンプ場で捕まえたオスと一緒にしました。台風5号が過ぎた8月4日に、再びノコギリクワガタのメスを見つけました。

ノコギリクワガタ♀ ダルマのように丸い体です。 8月4日に捕まえたノコギリクワガタ♀です。 まわりに光るものはありません。

8月4日 自動販売機でコクワガタのオスを見つけました

自動販売機でコーラを買いました。まわりに灯りが少なく、自動販売機の光に小さな虫がびっしりといました。地面にコクワガタのオスがいました。そのままにして帰りました。

田園地帯の自動販売機

8月12日 初めて野生のタカを見ました

ともくんの夏休みの自由研究は、「郷土の山」をテーマにしました。週末に近くの山に出かけています。

車で山頂へ登りました。

帰りにドライブのつもりで国道からはずれて、古いバス道路を通りました。電線にトビのような鳥がとまっていました。飛び立った姿の尾羽(おばね)を見ると、外に丸く、トビではありませんでした。トビよりやや小さめのタカでした。おそらくノスリだと思います。
島根に来てから、海岸や山地にタカが住んでいることを教わりました。トビはいくらでもいましたが、これまでタカは一度も見たことがありませんでした。初めての出会いに感激しました。

飛び立った姿です。 もう一度、電線にとまりました。 再び、飛び立って行きました。 遠くへ飛んで行きました。

9月1日 コナラの木のすきまにコクワガタいました

夕方、近くのキャンプ場に行きました。コナラの木のすきまにコクワガタを見つけました。体長4cmほどのオスが1匹とメスが2匹いました。持っていた携帯電話で写真を撮り、そのまま捕まえずに帰りました。涼しいところを好むコクワガタが多くなりました。

コクワガタ♂ 棒でつついているところです。

9月3日 とうとうアカアシクワガタに出会いました

仕事の帰りに、山の谷にかかる橋に行きました。外灯の下にアカアシクワガタのオスがいました。アゴと内歯が美しい曲線を描いています。裏返してみると、やはりその名の通り足は赤い色でした。
昨年、仕事場の近くの外灯の下でアカアシクワガタのオスを見つけましたが、コクワガタだと思って捕まえませんでした。あとで図鑑で確かめたら、アカアシクワガタだったので、とても残念でした。そのことを息子たち話したら、「どうして捕まえなかったのか」と、しかられました。

体つきはコクワガタに似ています。 アゴと内歯は美しい曲線です。 その名の通り、足は赤いです。

9月3-4日 外灯の下でノコギリクワガタを見つけました

山の谷にかかる橋の外灯の下で、2日連続でノコギリクワガタを捕まえました。午後11時から12時頃の遅い時間で、夜の気温は20℃前半になっていました。3日には小歯型のノコギリクワガタのオスを見つけました。小歯型のノコギリクワガタは、アゴで「ピースサイン(ブイサイン)」を出しているようです。4日には中歯型のノコギリクワガタのオスとノコギリクワガタのメスを見つけました。
山の谷にかかる橋では、今までにノコギリクワガタのオスを2匹、メスを3匹と、アカアシクワガタのオスを1匹捕まえました。コクワガタもいました。去年多かったカブトムシのメスは、今年は1匹も見かけませんでした。少し涼しくなって見つけた数が増えてきました。

小歯型のノコギリクワガタ♂ ピースサインみたいです。 中歯型のノコギリクワガタ♂ ノコギリクワガタ♀ 少しやつれた感じです。

9月13日 ヒラタクワガタの幼虫が誕生しました

愛媛県で捕まえたヒラタクワガタが成虫になって2年目に幼虫を誕生させました。我が家で最大のヒラタクワガタ65mmを超えることを目標に、菌糸瓶を使いました。10匹の幼虫がいました。

ヒラタクワガタの卵 ヒラタクワガタ1令幼虫 3令幼虫を菌糸瓶に入れました。

12月6日 ノコギリクワガタの幼虫が誕生しました

夏に捕まえたノコギリクワガタは死んでしまいましたが、幼虫が誕生しました。産卵木をくずすと8匹の2令幼虫がいました。6匹はフジコンの通信販売で買った菌糸瓶(デブロ800ml、1個240円)に、2匹は発酵マットに入れました。
幼虫を飼育瓶に入れるときは、幼虫に手で直接触らないように軍手を使います。幼虫がした糞(ふん)を入れると、幼虫の腸内細菌の変化が少なく、健康に育つそうです。

準備完了です。 2令幼虫が現れました。 発酵マットも使います。
菌糸瓶にはシメジのようなキノコが生えていました。取り除いて幼虫を入れました。

番外編 カブトムシ

身近にいるカブトムシの種類は1つだけです。クワガタの隣でカブトムシも飼育しています。

1月14日 カブトムシのマットを新しくしました

2カ月ぶりにカブトムシのマットを新しくしました。ケースを一つ増やして3つにしました。17匹とも元気に成長していました。

17匹の幼虫です 3つのケースに分けました。 3令幼虫

6月10-21日 カブトが成虫になりました

2006年5月岡山で幼虫から育てたカブトから生まれた2世です。14匹が成虫になりました。小さなオスが誕生し、ミニキングと名付けました。

蛹室にいるサナギのオスです。 羽化しました。 ミニキングと名付けました。 羽化したばかりのメスです。 立派なメスになりました。

7月19日 カブトムシの卵を見つけました

今年もカブトムシが卵を産みました。

カブトムシの卵

9月8日 カブトムシの卵と幼虫は約40匹でした

カブトムシの卵と幼虫を取り出しました。卵と幼虫は40匹ほどいました。多くなったので飼育する方法を考えないといけません。

3令幼虫 3令幼虫と2令幼虫

10月7日 カブトムシの幼虫のマットをかえました

カブトムシの幼虫のマットをかえました。幼虫は1カ月でずいぶん大きくなりました。今回は飼育にかかる費用を考えて、安いマットにしました。以前、私の祖母がたい肥を作っていて、そこにカブトムシが自然にわいていたことを思い出しました。山とたい肥を作る場所があれば、コストをかけずに飼育できると思いました。

特売のマットです。 3令幼虫に育っています。

11月3日 カブトムシの幼虫の飼育箱を増やしました

カブトムシの幼虫のマットをかえて、飼育箱を3つに増やしました。幼虫は25匹いました。3令幼虫が24匹、2令幼虫が1匹でした。2令幼虫は頭が小さく、カナブンの幼虫のようでした。このまま育ててみようと思います。3つの飼育箱にそれぞれ8匹、8匹、9匹入れました。マットはコスト削減のため、使い終わったクワガタのマットとホームセンターで買ったクヌギマットを混ぜました。

大きく育っています。 頭が小さい幼虫です。

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