ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus
ノコギリクワガタのオスのアゴは、スポーツカーのように流線型をしています。アゴの大きさで大きいものから大歯型、中歯型、小歯型に分かれます。大歯型・中歯型ノコギリクワガタのアゴは下に向いてS字状に曲がっています。ブリード(飼育)したノコギリクワガタを初めて見た時は、発達不全でアゴが曲がったのかと思いました。オスもメスも茶色い色が多いです。黒っぽいメスは他のクワガタと見分けがつきにくいです。メスはコクワガタやヒラタクワガタよりも小太りで、頭が小さく見えます。また、ミヤマクワガタのようにアゴが太くないです。
樹液のそばにノコギリクワガタ♂を見つけました。 1本の木に4匹のノコギリクワガタを見つけました。 灯りの下でつかまえたメス ヤナギの枝で交尾をするつがいです。 ヤナギから飛ぶノコギリクワガタのオスです。 交尾しているところ 産まれた卵 1令幼虫に成長 3令幼虫 前蛹(サナギになる前)はあまり動きません。 蛹化(サナギになった)1日目 羽化する数時間前のサナギ 羽化直後 威嚇(いかく)しています。 初めてブリードに成功したノコギリクワガタ(2004年) 外灯の下で捕まえたノコギリクワガタ(2007年) ヤナギにいた70mmのオス(2009年)
野生のオスは愛媛県宇和島市の林で小歯型を見つけました。島根県で樹液の出ている木の幹に4匹のオスを見つけ、感激しました。ヤナギにいるのも確認しました。メスは夜に灯りの下にいることが多く、愛媛県、広島県、島根県で採集しました。つかまえたメスは交尾が終わっていることがあり、そのまま大切に飼っていると次の世代を生みます。
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