アカアシクワガタDorcus rubrofemoratus
 アカアシクワガタは山間地に多いクワガタです。和名と同じように、学名の"rubro"は「赤い」、"remoratus"は「あし」という意味です。オスもメスも赤い足が特徴で、他のクワガタと見分けることは簡単です。オスのアゴは美しい曲線を描き、先端に内歯が3本あります。
ヤナギにつがいを見つけました。 小さなオスです。 立派なアゴをもったオスです。
アゴがとても小さなオスです。 とても曲線が美しい内歯です。 その名の通り赤い足です。
道ばたで見つけたメスです。コクワガタに似ています。 裏返すと赤い足で、アカアシクワガタだと分かりました。 幼虫が誕生しました。.(2010年)
成虫になりました。(2011年) 成虫になりました。(2011年)
 アカアシクワガタは温暖な愛媛では見かけませんでした。島根の山間部で標高約700メートルの川岸に生えているヤナギの木にたくさんいるところを見つけました。標高約350メートルの外灯の下でオスを見つけました。アカアシクワガタの寿命は短く、野外に出た成虫は、その秋には死んでしまいます。
 平地と山間部では7℃くらいの違いがありますので、飼育するときには飼育ケースが暑くならないように気をつけます。日陰の風通しの良い場所に置き、飼育ケースを外から水で冷やすようにしています。2011年に初めて成虫が誕生しました。

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