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口唇口蓋裂3
治療の方法やタイミングなどは千葉こども病院の例です。

生後1歳半

言葉(1語文:ママ、パパ、ブーブー、など)の出始め        

・口蓋裂があると言葉の出始めが遅れることもあります。少々遅れても心配いりません。
 
4歳〜5歳

言語評価
・ この時期になると本人の協力が得られるので本格的な言語評価、言語訓練が始まります。
  もしも構音障害があれば、言語訓練を行います。
・ 鼻咽腔閉鎖機能検査(鼻咽腔ファイバー、鼻咽腔レントゲン検査など)を実施して、追加手術(咽頭  弁形成術等)をするかを決定します。
・ 口唇の傷あとの目立ち、や鼻などの変形があれば、幼稚園や小学校入学前をめどに修正手術を行 います。
・ 歯科では、幼稚園くらいまでは小児歯科に診て貰い、虫歯予防の指導をしていただきます。口唇裂 があると、歯並びが悪くなり虫歯ができやすいのです。 言語評価を中心とした時期になります。
・ 5歳くらいまで、幼時期の成長の盛んなあいだは、できれば口唇の追加手術はせずにと考えていま す。就学前に、口唇鼻の細部修正をします。

6歳ころ

大臼歯(大人の奥歯)が生え始め、歯科矯正治療が始まります。    

・こども病院内では歯科矯正ができないので、東京歯科大学などの専門病院を紹介しています

8〜10歳

顎裂骨移植
・ この時期、切歯(前歯)が永久歯にかわります。矯正歯科と相談して、顎裂骨移植の時期を決定し  手術を行ないます。術後は、顎裂で左右に分断されていた歯槽(ハグキ)から一体となった歯列弓と なります。
・ 骨移植により、顎裂に落ち込んでいた鼻翼部分は挙上され、歯科的には歯牙の誘導、拡大した歯  列の保定などの効果があります。 永久歯への生え替わりには個人差があるので、骨移植の時期も 個人差があります。
  骨移植は現在では、基本的な手術として行われるのが当たり前になっています。よりよい歯科治療 を行うための手術です。採骨は腰の骨(腸骨)を用いますが、1cm程度の皮膚切開で採取する低侵 襲手術を行っています。

18歳〜(男)

上下顎骨切り術
・ 反対咬合が著しく、歯科矯正のみでは噛み合わせの治療が不可能な場合、成長終了を待って顎骨 骨切り術を行ないます。上顎骨のみ、または下顎骨のみ、あるいは上下顎骨切り術となります。   

                     最新の治療方法 上顎骨延長手術