6月です。梅雨の季節到来です。雨が降るとどうしても気分が滅入りがちになりますが、この季節ならではの美しい物も存在します。今回のハム太郎はそれにちなんだお話。
ロコちゃんがアジサイを観に公園に行くという事で、アジサイの花が見たくなったハム太郎はハムちゃんずのみんなと一緒にアジサイを見に行こうと提案します。しかし、外はあいにくの雨模様……(まあ、雨の中でこそアジサイの花に風情があるわけだし、ロコちゃんもそれを狙っていたわけで……)。砂漠が原産のハムスターにとって(詳しくはこちらを参照)雨は大敵であり、他の皆さんは地下ハウスに集まるだけで疲れ果てているご様子……。というわけで、梅雨の友(笑)・レインコートをまとって出発。……しかし、今回はマフラーちゃん・まいどくん・めがねくんの3名が遅刻したため、後々になって大変な事に……。
遅刻組は他の皆さんが失踪してしまったと勘違いし、慌てて彼らの後を追うことに。しかし、雨のおかげでにおいがかき消されてしまい、捜査は難航。しかも、水溜りが多くて思うように動けず(途中で車に水をぶっ掛けられそうにもなったし)、裏通りを歩く羽目にもなっているし……。マフラーちゃんは途中でハム太郎たちの姿を何度も捕捉するものの、すぐに見失ってしまいなかなか辿り着けません。しかもよりによってめがねくんとまいどくんが意地の張り合いをしているし……(苦笑)。
もちろんハム太郎たちも苦戦続きです(苦笑)。ちび丸ちゃんは水溜りではしゃいで(なんで子供って、長靴とか買ってもらうと水溜りではしゃぐんでしょうね〜)みんなの足を止めるし、タイショーくんも陸橋からすべって危うく落ちそうになるし(雨で滑りやすくなっているし)、マフラーちゃん達がハム太郎たちを見つけた時、彼らはカエル(やけに大きかったが……ウシガエル?)に囲まれて立ち往生していたし……。マフラーちゃんが囮になって何とか助かったものの、今度はマフラーちゃんの方がカエルに囲まれて立ち往生……。みんなの連携プレイで何とかこの危機的状況を脱する事は出来たのですが……。ホント、「歩くトラブルメーカー」ですね(爆苦笑)。
そして雨も止み、ハムちゃんずのみんなは雨上がりの美しい風景を堪能したのでありました。空にかかる虹や輝く水滴の美しさは、この季節の風物詩ですね。
早いもので、先生とサクラさんが結婚してから、もう一年以上……。しかし先生、相変わらずニワトリには慣れていないご様子(苦笑)。しかもこの人、何を血迷ったかピヨちゃんずにひまわりの種を(大量に)プレゼントしているし……。しかも全く手がつけられていない状況を“好きなものは最後までとっておいている”と勘違いしている模様。……もう少しがんばりましょう(笑)。
で、今回のハム太郎はというと……。前述のひまわりの種(の山)について、トンガリくんから情報を得たハムちゃんずが、ピヨちゃんずの縄張りに土足で踏み入ってしまったために彼らから逃げるところから……ってまたお前の仕業かよトンガリ(苦笑)。しかも本人は無責任に退却……。ああ頭が痛い(笑)。その最中、木にぶつかった衝撃から一匹のイモムシが落っこちてきて……。ピヨちゃんずの猛攻からイモムシを守った(イモムシとかは鳥の大好物だもんね……)ハム太郎達は、そのイモムシにミドリンという名前をつけ、育てる事になったのだ。そのままほったらかしておくと、またピヨちゃんずにいじめられかねない(下手をすると食われてしまう)というので、地下ハウスまでお持ち帰り(といっても、飼うのは屋外だけどね)。
ここで豆知識を一つ。イモムシとか毛虫とかの類はものすごい偏食家で好き嫌いが激しく、自分が好きな種類の葉っぱ以外は全く食べないという困った性質があります。しかも起きている間はひたすら食べ続けるみたいで、えさの量も半端じゃなく……。もうお分かりですね? ハム太郎たちの苦労が。彼らはミドリンの食事を調達すべく、あの稲鳥邸と地下ハウスの間を何度も往復しなければならない羽目に……。当然のことながら、毎回ピヨちゃんずに追い掛け回されて、疲労も半端じゃないみたいです。おかげで自宅に戻ったハム太郎は、疲労のあまり眠ってばかり……。
みんなの苦労も甲斐あってミドリンはすくすくと成長し、このまま大きくなり続けたらどうなるかとみんなが心配するように(笑)。そんなある日の事、タイショーくんがミドリンの様子を見に行くと……何とミドリンはさなぎになってしまった! 突然の出来事にうろたえるハムちゃんずのみんな。しかしのっぽくんが調べてくれたおかげで、ミドリンはそのうち蝶になる事が分かってほっと一安心。しかしさなぎは全く身動きが出来ないから、ハムちゃんずのみんなはミドリンが羽化するまでまた見張りをする事に。それこそ雨の日も風の日も(笑)。そして羽化も目前となったある日、遂に恐れていた事態が!! あのピヨちゃんずが、なぜかハム太郎たちの所へ襲撃してきたのだ!! ひよことは思えない頭脳プレイと気合い(笑い)で執拗にハムちゃんずを攻撃するピヨちゃんず。ハム太郎はさなぎを守るため、必死に逃げるのだが……追い詰められてしまい大ピンチ! しかしその時、絶妙なタイミングでサクラさんが通りすがったため、何とか難を逃れたのであった。
そしてさなぎが羽化し、美しい蝶が誕生。その蝶は一瞬ハム太郎たちを振り返ると、そのまま大空へと羽ばたいていったのでありました。美しい光景を目の当たりにして、ちょっぴりうっとりしていたハムちゃんずの皆さん。……私は何だか、ちょっぴり切なくなったんですけどね……(苦笑)。
(まいどくんのギャグのみ完成。本編部分はもうしばらくお待ちください)
本日のまいどくんのギャグは、「ここ、どこかな〜。ここ、ろこかな〜(以下、しばらく繰り返し)……ここ、ロコカナ〜! な〜んちゃって!!」。……ハム太郎たちが見知らぬ土地に出かけた、というのは的を射た発言だったのだが(苦笑)。
夏恒例の時代劇シリーズ第三弾! 今回はネズミ小僧が元ネタなので、頭の中では「ロマンシング サ・ガ3」のBGM「怪傑ロビンのテーマ 〜この世に悪は栄えない!〜」が鳴り響いております(笑)
(続きは制作中。もうしばらくお待ちください)