薬草守と建築と

CONCEPTION

平成14年広島大学の薬食同源という公開講座を受講し講師の神田先生の愉快な話と薬草--なかでも食べておいしく滋養になる野草(薬草にもなる山菜ということですかねー)--に魅せられて情報交流してみたいと考えて
 リンクの項にも書きましたように仲間と一緒にNPO(建築リニューアル)を立ち上げる準備をしております。--こちらの情報交流も考えて
2つの欲張りな事を考えて毎週木曜日頃情報発信
更  新  状  況
季節からの便り 記事追記 H16/11/09
H16/11/13
近頃考えている事 記事追記 H16/11/09

季節からの便り

貴方には長い間行ってみたいと思いながら行けない所ってありますか。
私はもう40年前に原爆ドームの保存で有名な広大の故佐藤先生の講義の時聞いて一度行ってみたいと思っていた鳥取県の投入堂に行ってきました。
山伏の修行するコースなのでカズラや鎖を使って険しい坂というより崖のようなところを登って行くのですが登り着いて堂の側まで行くと有難みが増すような気がします。
この投入堂は切妻屋根で手前に見えるちさい屋根は妻側に付いた庇、長い屋根が妻と直交する桁に付いた庇が見えているのですが、千年も前のそれも都からこんなに離れた
山里に見栄えを考えた(専門的に言えばパースペクティブな視点から造られた)オシャレな木造の建物が造られしかも途中修理はあったものの今に残ったのは感激します。
この上り口には3軒の末寺というか、宿坊があって、精進料理なんかを出すようですが、其の宣伝文に司馬遼太郎も絶賛した湯豆腐というのが、あります。
週間朝日に長期連載された街道を行くの中になぜ湯豆腐を食べることになったのかのいきさつが書いてあるのですが、遼太郎は下から遥拝しただけのようです。
この街道を行くの取材旅行は遼太郎と雑誌の挿絵のために安野光雄のような画家をつれ、週間朝日の編集者や数人のファンを連れての旅行だったようで、夜は皆で宴会をしながら
いろんな話をされてたようですが、もしそんな旅行に参加できたら胸がときめくでしょうね。
この湯豆腐を出している宿坊の庭に石楠花が沢山植えてありました。先日の薬草シンポジュームで山形県の関谷良寛さんのネパールのシャクナゲという講演を聞きましたが、
ここに植えてあるのは少し高い山に自生している感じのもので初夏にでも行けば綺麗なピンク色の花に合えるかもしれません。そういえばこの関谷良寛さんは山形で山伏たちを
束ねる山主で85代目ということなのでこの投入堂についても面白い話が聞けたかも知れません。シンポの後神田先生がたと次の日の野外観察会のため吉和に移動し
夕方は懇親会が開かれたのですが、他の用事で参加できずに残念なことをしました。
10月の終わりに庄原で薬草探検教室が開かれましたが、夕食の後、神田先生や宿泊した青年の家はNPOで運営されているのですが、その理事長で元広大教育学部の教授の
広島国際大学の先生をしておられる西村先生を囲んで酒を飲みながら色々な話を聞きましたが、講演の時とは別の顔が見えほんとに楽しかったです。出来れば畳でも、ムシロでもいいんですが
囲炉裏でもあって其処に座って話でも聞くことが出来ればもっと楽しく、思い出に残ると思います。


H16/11/13

昨日広島県の緑化センターできのこ狩り教室があった。おちこち塾の課外授業ということで広島県のキノコという本を執筆された川上嘉章さんを講師に秋の一日を楽しんだ。
川上先生は籐のバスケットに非常におしゃれなスコップを持って山に入ってすぐ白いキノコを採取されました。その手際のよさにさすがだと思いました。松の生えた森に食用になるキノコが多い
そうですし、檜や杉の林にはあまりキノコはないそうです。それと背中にかるう篭でなければ山に入ってすべることも多いいので蓋付きの篭の方がよさそうです。
昼食の後判定会があり食べられるキノコではナラタケ、クリタケ、最近話題のスギヒラタケ等、毒茸ではテングタケ属のドクツルタケの説明があった。
ツキヨタケのような毒キノコは下痢嘔吐腹痛の症状が1,2時間くらいで出るので指を入れて吐き出しすぐ病院にいけばいいのだそうですが、テングタケ属のような猛毒のキノコは10,20時間
してから症状が出るので、吐き出すこともできず2,3日で死に至るそうです。
他にツチアケビ(ヤマノカミノシャクジョウともいうそうですが、上手くつけた名前だと思います)や紫センブリを採った方がいました。先日庄原で神田先生がセンブリはマツタケの生えるような
環境で採取出来ると話しておられました。
ちょっと躊躇したけどナラタケとスギヒラタケを持って帰り今朝味噌汁に入れて食べた。スギヒラタケよりナラタケは消化が悪く過食に注意と言うだけあって歯ごたえがあり、結構食べられると思った。
山に入って分かったのですが結構台風の影響で大きな木が根っこを見せて倒れていた。本当に今年は台風も大きく強かったけど貴方のおうちは大丈夫でしたか。
我が家も高さが7から8mもあるシュロの木と杏の木が根元から折れたのと、ザクロやオリーブ他の木が数本ひっくり返りました。大きな枝を切り落としやっと引き起こしました。
シュロはチェーンソーで輪切りにしようと思ったのですが、シュロがチェーンとギアーの間に噛んで結局修理に出したのですが、メーカーの話ではシュロはナイロン紐と同じでギアーに絡みつき
ナイロンは溶けてカチカチになるそうですがシュロの繊維は溶けない分どんどん食い込んでチェーンのギアに噛みチェーンの部分を痛めるのだそうです。
9月の始めに匹見町で毎年やっている縄文の野焼きに行ったのですが其の時ツチアケビを貰いました。あれからもう2ヶ月もたっているのにまだ採取できるんですね。
ちなみに其の時貰ったツチアケビは薬用酒にしました。強壮、強精に効くという事で、もうあまり必要ないようにも思いますが、男の本能が働いてまず作ろうと思うのですかね。
その野焼きの話、今年は縄文の古代食と冷えたビールだけでいいわと思っていたら参加する私たちのグループ誰も野焼き用の作品を作っておらず、知り合いの窯元へ行って素焼き前の皿でも
買うかということになりそうだったので、急遽写真のような土笛を作りました。乾燥期間がちょっと短かく心配でしたが、お世話役の益田市の難波さんの心使いでうまく焼けました。
ちなみに野焼きの場合の粘土は砂を2割から3割入れないと焼く時に割れ易くなります。風合いも砂が入る分素焼きの段階では荒いし焼き上げる時も
薪を投げ入れるので割れたりすることもあり、縄文なんかにこだわらなければ七輪を二つ重ねた炉を作りドライヤーで空気を送ってつくる陶器は、本格的なものが
出来あがり面白そうです。一人で作るのも張り合いないし、仲間を集めて、ビールパーティーでもしながら今度やってみようと、、、、、、、
今日はユンボを使って豪快に畑に生えたスギナを取ってる友人からイチジクと無農薬のレモンを貰ったのでルビーのような綺麗な色をしたジャムを作った。
庄原であった薬膳料理教室と其の時の薬草観察で取ったガマズミを薬用酒につけたので、今週は料理に関しては充実した1週間でありました。
話しは変りますが最近横川駅をよく利用します。以前はスッケチの様に在来線の上を新幹線が通り何となく索漠とした景色でしたが新しくなった駅の自転車置き場の屋根が
屋上緑化され綺麗になったと思うことがあります。
JRの駅も線路も道路のような街路樹やホームに季節を感じさせる木を植えることは安全上無理なのですかね。
もし植えることが出来るのなら駅で列車を待つ時間楽しくなるような気がするんですがね。


H16/11/09

年の夏は暑かったですねー
テレビの報道でも熱中症に気をつけて水分をしっかり取って下さいとのことで毎晩ビールを飲む口実にはなりますが
其の後が寝苦しいですね。皆さんも元気で頑張っておられましたか?
庭の草木は大丈夫でしたか?我が家はブルーベリーと植木鉢のサツキを枯らしてしまいました。
でもまー私が枯れてしまわなくて良かったと思い直しております。
 6月は庄原の研修センターで一日目が神田先生の解説で自然観察を、次の日は出雲の木元先生の薬膳料理教室がありました。
ホウの木の葉に盛り付けた桑の実と棗、はと麦を使ったデザートは見た目も綺麗だし、感激しました。
それと同じく6月に宮島水族館の呼坂さんの案内で姫ホタルを見ました。源氏ホタルや平家ホタルほど大型ではないのですが強い光で発光するホタルで結構沢山飛んでいました。宮島にもホタルがいるとは、貴方は知っていました。
宮島といえば今年の管弦祭は2月に閏月があったので、何時もと遅い8月2日でした。台風の影響で海も汚れていたし少し天気も悪かったけれど団扇とビールとつまみを持って夕涼みがてら見に行きました。地御前神社から帰ってくる御座舟を長浜神社で提灯(参拝すればただで貰えます)をつけて迎えるのですが、一連の行事を見て最終の連絡船にゆっくり間に合います。其の後御座舟は大元神社で同じ様な儀式をして大鳥居を通って本殿に入って行くのですがこれを見ようと思えば、宮島に泊まらないと無理ですよ。
帰りは少し遅くなるけど、見物客も多くなく夕涼みにはいいコースだと思います。
8月22日のおちこちの講義の中での足を曲げての腹筋、私よりかなり年配の坂本さんが簡単されたので家でやってみましたが手を伸ばしてのも出来ないし当然手を胸や頭に持っていって重心を頭の方に持っていくのはとても無理。
頭の中ではもう歳なのだから健康にも本気で気を使わなければと思いながら、でもこの位と歳より無理か無茶をしているのかなー。
体のことを考えて毎晩飲まずにこれからは休肝日を設けるぞとビールを飲みながら、、、、、でももう少し涼しくなって考えるかー。

また少し本気で記事を書くぞー



H16/08/25

随分前の話になるのですが4月28日広大構内の自然観察会がありました。今回は草花が主だったのですが、金山さんを中心に15人くらいで回りました。
草花は植樹と違ってかなりの速さで生えてくる草の種類が変ってくるのだそうです。そういえば私の家の周りにもマツバウンランという紫色の可愛い花が増えてきました。
ヒョロヒョロとしてあまり雑草の様な感じがせずまとまって生えていると宙に浮いた紫の妖精という感じで好きな雑草の一つです。
この花も25年前まではほとんどなかったようで雑草の植物図鑑も其の時其の時に応じてどんどん改定していく必要があるのだそうです。
スケッチは其の観察会の様子ですが、金山さんが報告資料の表紙に使うということで少し説明的な絵になって本当はさらっと描きたかったのですが。
ゴールデンウイークは皆さんいかがお過ごしでしたか。
私は高校の5年先輩の人と益田の万葉公園を見てきました。公園内の木々や草花にはほとんど名札が付いていて万葉の呼び名も書いてあり中々見応えがあります。
丁度藤の花が見ごろでしたが、葵(桐のこと)も綺麗な藤色の花をつけていました。アサガオ(桔梗のこと)や末摘む花(紅花のこと)も苗がかなり大きくなっていました。
この益田の万葉公園は柿本人麻呂神社の付属公園で万葉集が主なので、わが芋は(間違えました芋は妹です)という句が結構多く詠まれておりますが、当時は婿入婚なので旅に出てもしっかり詠んでおかないと旅から帰って、おうちに入れてもらえなかったのかしらと、何となく哀れ....
あの平安の光源氏は特別の遊び人なのでしょうか。
昨日久ぶりに大学時代の友人と我が家で飲み会をしました。冷蔵庫の中を掃除したのですが、かなり気をつけている様でも賞味期限の切れた物やしまって忘れていた物を出して、裏の庭に埋めたのですがすぐに、大きなハシブトガラスがやってきて埋めたところをほじくり始めました。そのすぐ側で前に書いたジョウビタキに追われた猫が伏せていたのですが、大きなカラスが着たので、びっくりしてタダタダじーとして、カラスのしぐさを頭を低くして見ておりました。この猫は野良猫で身体は大きいのですが、どうも野性味が少ないようです。
(最近はすずめに混じってシジュウカラやヒガラが群れで着ております。)
メイン料理はS君のリゾットですが皆が社交辞令でなく一流料理店の味に引けを取らぬほど美味いと思った。
貝はムールでなくアサリなのだが其の汁を使うのでうまみが増しイカと海老を加える時間をタイマーで測りながらのガラス細工のような料理法ではありましたが,オリーブやケッパーを上手くあしらい最後にみじん切りのパセリを散らすのはさすがにこの料理をモノにしてると思った。
またサラダは私が時々作っている春キャベツとリンゴ、キュウリ、玉葱、トマトを刻みマヨネーズ、リンゴ酢、に追い鰹の和風だしを加えてあっさりした物を作ったのですがキャベツは、ここ何年か単身赴任して定年になったT君が刻みながら、僕は不器用なのでゆっくり刻むといいながら、リズミカルではないが非常に綺麗に丁寧に細かく刻んでました。
私の周りにも奥さんと一緒に料理をする男性が増えてきたように感じますが、いいことだと思います。
リゾットを作ったS君はこの料理を奥さんと一緒に試しながらレシピを作り上げ、これを作ると成人した子供たちも喜ぶということで、この話を聞きながら、
最近テレビ等で住宅リフォームに注目が集まっておりますが、箱のリフォームだけでなく其の中身である家族のありかたにもしっかりしたリフォームが必要なのだろうと思いました。
あなたもご主人と一緒になにかしてて、何かに感激してワガイモハと一句詠んだ時、どちらのイモか確めた方がご主人のリフォームへの仕方変ってくるとおもいますよ。
わが妹はなら...優しく------わが芋はなら...スパルタで

5月2日呉の神田先生の薬草園で草取りがあった。畑の中にナガミノノゲシがあり、先生の芥子に関する話がありました。
麻薬になる芥子は花の色よりも葉の切れ込みが少なく、葉が茎に巻き込んでいるのが麻薬の芥子で其のけしは燃やしてくださいとの事です。
けしは芥子坊主に細かい種が沢山詰まっているので繁殖力が強いそうです。
スケッチの左はながみのひなげしで可愛い花があちこちで見られるようになりました。この花は問題ありません。
右の深紅のけしはアヘンの芥子で持ってるだけで罰せられます。種が飛び散るので必ず燃やしてください。




H16/05/19

年度末の設計もやっと手を離れ又少し時間の余裕が出来たのでさぼり気味になっていたホームページにも真面目に取り組もうと思っています。
今広大医学部構内に植えてある植樹のスケッチをしております。樹木名の名札として使うので木全体の姿は名札の付いてある木を見れば分かるので葉の形や花とか実とかが分かる物にしたいと思っていますので、色々の写真や図鑑を繰って出来るだけ雰囲気の伝わる物にしたいと思っております。
昨年秋におちこち会の金山さんたちと構内の観察会をした資料を基に120種類位の絵を書く予定ですが鉛筆での下書きは終わりましたのでこれから色をつけていきます。
下書きの一部と色をつけたものを一部ここに載せてみました。淡彩での色付けにするので5月の中旬ごろまでにはとりあえず完成させたいと思っています。
其の後出来れば薬草園の植物のスケッチをしたいと思っています。
話しは変りますが今年は梅ノ木にいつも4、5羽来るめじろが来ずにジョウビタキが時々着ております。
普通はジョウビタキは縄張りを作る為単独行動をするようですがつがいのようで2羽がきています。尾っぽをせわしなく動かしながらカッカ、カッカと鳴きながら木下でじっと見ている野良猫を威嚇しているようです。2、3日前に其の猫がすごい勢いで走りぬけ其の後を又すごい勢いでジョウビタキが追っかけて行きました。
何があったのか分かりませんが漫画のトムとジェリーを見ているようでこんな事も有るのだとびっくりしました。


H16/04/07


2月29日薬草園で神田先生の知り合いの中華料理店のご主人とこれから燻製の店をもたれるという2人を講師に15人でプレハブの前を少し片付けて燻製作りが開かれました。
熱燻と温燻の間くらいでまずスケッチの様に市販の燻製用の桜のおがくずを固めた棒をナイフで削ってアルミホイルの上に置き真ん中にザラメ糖を置く。
それを蒸し鍋のそこに入れ、其の上に燻製にする物を2段目3段目の鍋に入れる。煙が回り易いように網を敷き飼い物をして網を少し上げる。
燻製にする物は肉類はミュール液等に2週間漬け塩抜きの為70度から80度の間で20っ分ボイルし乾燥さしたものを燻製にかける。
塩鮭はもう十分塩漬けされているので20分のボイル其の後風乾して燻製にする。
自分で一夜干しする時は干しネットを使う場合もあるがクリーニングの針金を図のようにペンチで切って片方を曲げて干し竿を作っても良い。
約20分くらい燻して美味しくいただけます。
先生の発案で当帰を燻煙に使いました。かまぼこに当帰の香りがしっかりと移りました。
講師の方の話では何でも燻製に出来るし、果物でも出来るのだそうです。
ただ香りは好みが色々あるので自分のお気に入りを探すといいのではないかと思います。
なお薬草園で3個蒸し鍋を買いましたのでこれからもこうした機会が何回かあると思います。



H16/03/03

今薬草園の入り口に植えてあるくちなしの実が柿色に色づいて辺りを少し華やいで見せてくれています。このくちなしの実は草木染にしたらアルミか錫の先媒染できれいな黄色に染まるようです。
1月のおちこち塾の時、沖本さんが手作り石鹸を沢山持ってこられ私も1ついただきました。
ローズマリーが入っているということですが石鹸の匂いが勝って入っているかどうかよく分かりませでしたが汚れはよく落ちます。
何とか入れたい香りを閉じ込めることは出来ないものかと思います。




h16/02/09

犬槙の生垣の下に鳥が種を運んだのかマンリョウが生えて赤い実を付けています。我が家もヒヨドリがヨウシュウヤマゴボウの実を食べて所々に糞をするので、あちこちに紫色の跡が付き嫌になりますが
このマンリョウの木は何となくいとおしくなります。昨年の暮れに正月の飾り鉢を作ろうと福寿草を見たのですが時期が早く何となく貧相な感じがしたので止めたのですが、旧暦の正月(今年は1月22日)
なら何とか風格のある福寿草の鉢が出来そうです。今年はこのマンリョウを我が家の正月の木としております。


H16/01/17



新年おめでとう御座います。今年も頑張って記事を更新したいと思っていますが、中々思うようにいきませんねー。
電車で銀山町から稲荷町に行く時渡る橋が稲荷大橋でその100m位下流にスケッチの様な柳橋という小さな歩道専用橋があります。
柱脚は既成のコンクリートパイルを4本打っただけで橋はコンクリートスラブで手摺もパイプにペンキを塗っただけの簡素な橋だが橋の長さと川面からの高さが丁度良い寸法のようでなかなか魅力的な橋です。もう少しデザインにお金をかけたらもっと渡って行くのが楽しい素晴しい橋になると思いますがどんなものでしょうかね。
いろんな町には形も名前も魅力のある橋が沢山あります。そんな目で橋を見ると中々面白いですよ。

H16/0108

ばたばたとした毎日が続き暫く書き込みが出来ず気になっておりました。薬草園の関係では広大構内の植物観察の後神田先生の講座で広大霞祭の行事として薬草石鹸作りがありました。
最初の計画では廃油を使って石鹸を作りそれに薬草の抽出液を入れて作る予定だったそうですが、作る過程で苛性ソーダを使うので安全を考えて又固まるまで一週間位掛かるようで固形石鹸を砕いて湯煎で一度溶かしそれに薬草の抽出液を入れて作る事になったそうです。
私も作らせてもらいましたが中々可愛く出来ました。
でも出来れば薬草園の仲間で廃油を使った石鹸を作ってみたいですね!
以前外国のお土産で切使いの石鹸を貰った事がありますが、中が綺麗なエメラルド色でその周りが少しグレーでおしゃれな石鹸でした。
うまく出来るかどうかは別として遠近塾の中堀さんのお話では手作りされておられる様で汚れも非常によく落ちるそうです。
誰か作ろうと言い出しませんか。?
それと11月16日に安芸津で古代ロマンと文化フェスタという催しがあり、遠近塾の笠原さんが古代食のコーナーで代表としてお世話されておられ非常にうまい塩加減の黒米の入ったご飯を頂きました。
古代米はやはり遠近塾の持田さんの田んぼで作ったものだそうです。
其の後やはり遠近塾に来ておられる中野さんのご主人がお勤めの元農林省の研究所がいま独立行政法人の研究機構としてブドウ、柿の果樹研究所を見学しました。
柿は高いところに成り竹の棒の先を割ったもので採る物と思っておりましたが接木をして立って丁度いい高さで取れるように栽培され、一本の木で渋柿も甘柿も育てられるんだそうです。
又柿の葉の紅葉はまだらになったりしてあまり綺麗なものが少ないそうですが錦繍という種類の柿の葉は実の方はそれ程美味くないのですが非常に綺麗な紅葉で料亭なんかに一枚百円程度で売れるようです。
接木の仕方も割りと簡単で1月頃に接木の枝を取り新聞紙で包んでビニールにいれ乾燥しないように3月末まで冷蔵庫に保管し其の枝をスケッチの様に木の表面近くにある導管に合わせビニールで縛って其の周りを溶かした蝋でしっかりとコーチィングするだけです。
昨日12月8日広大薬学部の神田先生が主催されている遠近塾の分科会のような会ですが出雲の木元先生の指導による冬の薬膳料理の四季の会という講習会がありました。
すでに夏と秋とをやって今回は冬の薬膳ということで栗のお粥とニラと春雨のキムチ和え、黒豆の百合ね和え、海老とクコの実の蒸し物の4品を作りました。
薬膳というと必ずしも漢薬とか薬草を使うだけの物でなく陰陽五行を基にした漢方の考え方から食材とかの組み合わせで作るので必ずしも薬くさい物ではないのですが、先日我が家で男友達が集まって飲み会をしたのですが友人の持ってきた高そうなワインの合間に昨年作ったマタタビ酒を飲んでもらったのですが、ちょっと苦味があって薬くさい感じもするのですが、これは絶品といってもう少しないのかね、と言わせるくらい美味く出来た薬用酒です。みんな60歳前後なので体のことを考えて体に良いものイコールちょっと薬っぽい物と感ずるようですが、本当は四季の会のように身体に良い食事が薬膳料理なんだと神田先生の授業では習った事が実感として分かってきました。
ただこの春に薬膳を作って食べよう会で作った十全大補湯(人参。芍薬、地黄、当帰、甘草、桂皮、生姜、後はパソコンでうまく文字が出ないので止めますが全部で12種類の薬草を煮出して作ります)
は少し薬ぽい匂いはしますが好きな出汁の一つです。神田先生に調合していただいた大補湯を家の鍋で作って小分けにして冷凍しており、時々使いますが重宝しております。
今までも時々珍しいものを貰った時、自分だけのためにゆっくり時間をとって本格的にだしをとって時間をかけて料理を作りことがあるのですが、これから何となく落ち込んだ時五味調和(薬味、食味、食性)表を見ながら自分でレシピを組み立てて、頭と余りある時間をたっぷり使って自分の為の料理を作ってみたいと思っています。

暫く花の絵を描いて居りませんが10月から冬にかけて薬草園の中は花としてはあまり絵心を刺激しない地味な花が多いことを口実にしておりますが、薬草園にあるオリーブとかみかん類とかの実の物を描いてみようと思っております。

H15/12/10

11月15日1時から大学病院に入院されている方を構内に植えてある植樹等の自然観察会を行いました。あいにく天気が良くなかったので患者さんは無理でしたが一般の人も含めておよそ30人程度で3班に分かれて行いました。正門の側にあるプラタナスの木からスタートしたのですがこのプラタナスの木は古代ギリシャの医学者ヒポクラテスがこの木の下で学問に励んだということでヒポクラテスの木と呼ばれ原田学長がギリシャから持って帰られたそうです。其の後構内の南の病棟前にあるケンポナシという花柄が大きくなってその先に実を付ける大きな木が3本ほどありますがそこまで1時間半のコースで回りました。ケンポナシは花柄は食べると甘くて中々の味です。
又下のスケッチにある病棟の前にマートル和名が銀梅花という葉を揉むとすごく良い匂いのする背の低い木があります。古代エジプトから良いことのあるハーブとして知られサラダやスパイスに使われたそうです。
スケッチはこの観察会の前に2回下見をしたのですが其の時のヒポクラテスの木の下を描いてます。

H15/11/19

11月12日から14日まで広大医学部の霞祭に前々回みんなで作った草木染を展示しました。会場の真ん中の位置で始めは2ブースで飾りつけたのですが、周りの方からもう1ブースを使ってくださいとわざわざ前に飾ってあった展示物を動かして下さったので写真のように見応えのある展示になりました。飾り付けしている間もいろいろと草木染について聞かれ中々注目のコーナーになりました。
来年も何か面白いものが出来れば良いと思います。


H15/11/19


11月1日ホームページで紹介した金山さんのグループで広大病院敷地内に生えている植物調査のお手伝いをした。私を含めて10人で1日かけて約半分の調査を終えた。
皆さんほんとによく植物のことをご存知で勉強になりました。ある文学者が名も無い草でもと書いたのを牧野富太郎博士が名も知らぬ花と言えといったとかいうのを思い出したが
ほんとにどんな小さい草にも名前があるのですねー。
この調査の趣旨についてはゆくゆく遠近塾でも金山さんの方から報告があると思います。
広大構内もスケッチのように木々が紅葉し始めました。特に正門から入院棟への道に南京ハゼの木が2本綺麗に紅葉してます。背の高い形のいい木です。中国の南の方の紅葉する代表的な木だそうです。
中国ではこの木から蝋を採るそうです。


H15/11/5

0月30日秋の薬膳料理の講座を受けた。春と夏も受けているので今回が3度目の講座である。
先生は松江から来られてる木元先生。
秋は色で表せば白なので白を中心にメニューが組み立てられていた。
木の実の混ぜご飯と小松菜のピーナツ和え、生姜風味の野菜スープ、デザートとして梨と白木耳の蒸し物
先生の話では中国のプロ料理人はデザートの梨を芯をうまく刳り貫きそれを器にして中に木耳百合根蜂蜜を入れて梨が透明になるまで蒸すとのことです。
私もアウトドアーではダッチオーブンで焼きリンゴをします。リンゴを刳り貫き(器状には作ることが出来ないので下まで刳り貫きその中にレーズンとニッキを1本バターを入れてアルミホイールでくるんで蓋の上にも炭を置いて30分くらい火を入れて出来上がり。レーズンの糖分が出て美味しく結構皆さん喜んで食べてくれます。
今度は梨で木耳百合根を入れて同じレシピでダッチオーブンで焼き梨をして見ようと思います。
薬膳料理の講座では私が男なのだからとと思いますが、皆さんが気を使って頂いて色々やらせていただきますが、観てるだけでも結構勉強になります。あまり気を使っていただかずこれからもよろしく。
薬草園のほうはトリカブトがきれいな青紫の花をつけております。最近刺激が無いからといって間違ってもおつゆの実に入れないで下さい----
アルカロイドの毒を全身に持っているそうですが何となく魅力のある花ですがね


10月20,21日と神田先生が吉和に植えておられる芍薬の堀上植え替えの作業に参加した。北海道医療大学の吉田先生(薬草栽培技術は日本でトップだそうで芍薬の切り芽を植える畝列をいくつにするかで高宮から手伝いに来られてたしっかり自分の意見を持っているプロの農村青年にこれまたしっかり指導されていました。)と富山医科薬科大学の藤野先生(先生ご自身の話では僕は肉体派だと仰るだけにすごく馬力で根の掘り起こしをされておられましたが、吉和から大学までの帰りの車の中で中国とかベトナムの海外薬草調査の話を聞かせていただき特に香道(日本には公家の流れを汲む御家流と武士の流れを汲む志野流とがあり私は御家流を少しかじっております)で使う伽羅の調査の話は本当に面白く勉強になりました。)の3人の先生方と草場さん、久村さん、高宮のプロの農家の人2人、東京と兵庫から来た2人の若い農村研修の女性2人の計8人で作業をしました。
まづセンキュウの球根を掘り出し植え替えた。当帰は2本しかなかったけどそれも植え替え芍薬の堀上を行った。その後根の部分と芽の部分を分け根は袋に詰め芽は二,三個付くように切り分けて1日目の作業を終了。夜は当帰の葉をお湯でしなーとさせて、それを杯に入れて熱燗を注ぎ香りの良い薬酒にしてしっかり飲みました。3人の先生方のお話も私の分野と違う話なので興味深く面白く、聞かせていただきました。草場さんも同じ部屋でしたがやはり今日は本当に楽しかったと話されておられました。
次の日は切り分けた根を植え付けましたがをちこちのメンバーである自然観察指導員の金山さんたち2人が合流し楽しく作業をさせて頂きました。金山さんのホームページ
自然を共に生きるというページ面白いのでぜひ覗いて見てください。リンクの追加をしますがとりあえずURLを書いておきます
http://www.hicat.ne.jp/home/aqua-m
関係者の皆様今回の作業は色々勉強になり有難うございました。

写真は芍薬の根と芽を分ける作業をしているところです。
手前が神田先生その奥の方が吉田先生、次の方が藤野先生一番奥が金山さんです。
スケッチにある様に芍薬の根塊は直径50cm位根の厚さは30p位でまず周りの大きな根を折ったり、ナイフで洗って皮をむいて生薬として使う(婦人病に効く)。
大きな根が取れたら中央部の芽の付いたところをナイフでそれぞれの塊に芽が入る様に5,6等分し更に小さい根が付いておればそれも生薬用として取り耕した80センチ位の畝を作り、
60p間隔に植える。土を10cm上にかけるが土が段段沈んできて先では役5cm位になる。

どうも今までは出来損ないの個人日記の様な感じでしたが今回の記事はやっとホームページらしくなりました。

H15/10/23

昨日久しぶりに大学時代の友人4人で酒宴を開いた。
まだ一人だけ現役バリバリの技術営業の部長が写真にあるドイツビールを持ってきた。
9種類の銘柄の違う、アルコール度数も5%から8%まで製造方法も下面醗酵から上面醗酵までと様々で色んな味と香りのビールを楽しんだ。
9月で定年退職したS君はCAMUSのコニャックを持ってきてくれたが糖尿病の薬を飲んでいるという話の割にはしっかりと飲んでいた。
他にギリシャのワインもきれいに空になった。
年に数回中国に遊びに行っている優雅な独身のK君が持ってきたマウタイ酒は手がつかなっかた。この会では毎回持ってきてくれるのだが53%の凄くきつい酒で後で一人でゆっくりいただくことにしよう。
料理は私が前の日に炊いた里芋や牛蒡鶏肉蒟蒻等の煮込みと友人が持ってきた鮭と野菜のチャンチャン焼きをして贅沢ではないが本当に美味い美味いと食べて飲んでの楽しい半日であった。
料理の支度の合間に拭き掃除もしてくれて台所周りもきれいになったし、次は年末にでもやるかー。


H15/10/14

10月8日は岩国も良く晴れて澄み渡った十三夜でした。たまたま日曜日に佐伯町で栗拾いをしてきたので栗名月のお供えに栗でも思ったがススキを採りに行くのも面倒で止めた。夕方6時半頃には辺りも暗闇になり月の出ている位置がまだ低いので大きく見えて酒を飲みながら見る月は中々風情があります。今年は中秋の名月は9月の11日でしたが残暑が厳しく学校の講義もあったのでビールで一杯!
でも酒の方が日本人としてしみじみいたしますねー。ちなみに今日10月10日は満月で月を見ながら又飲むか!
スケッチの黄色のはなが菊芋です。戦後は育てて食べた事もあったそうですが身体には良いそうです。収穫したら食べ方と味の方をホームページに掲載します。マンジュシャゲは園芸用として作られた白いマンジュシャゲもあるんですね。マンジュシャゲはヒガンバナ科で冬に咲く水仙もヒガンバナ科いずれも毒を含んでます。
薬草園の花壇に紅白のマンジュシャゲが賑やかに咲いていますが何となくお目出度いような、不気味なような神田先生のブラックユーモアでしょうか

H15/10/10

今日庭の金木犀が匂い始めた。家の周りをほんとにいいにおいが包む。 先日匂いジンジャーの花を少し貰ったので皿に入れていますが4、5片なのですがキッチンの周りがまだすごく良いにおいがします。
9月27日薬草園は菊芋の黄色い花が咲いています。菊芋は背が高く比較的大きな花なのでよく目立ちます。
狸豆も紫色の可愛い花を付けています。ただキハダの木の辺だったと思いますが茶毒蛾の幼虫らしいのですがチッカと刺すような痛みで刺されました。プレハブ小屋で某塗り薬を塗っていたら神田先生がドクダミ草を揉んで塗った方が良く効くとのことで水で刺された辺を洗って塗りました。痒みも痛みも無く3日間ほど少し赤くなっていましたがもう良くなりました。どうも頭の中は虫さされは○○○と頭にインップとされているんですかねー!それとヒマのとげとげした花の咲いた後なのかまだ蕾なのかよく分かりませんが少し紫がかった変った丸い玉を付けています。
今日の講座は染色で私たちの班は赤目がしわを鉄とアルミ媒染を使って染めました。シルクの布を絞りを入れて染めてのですが指導が良かったのだと思いますが中々うまく出来上がりました。
この草木染めもはまったらほんとに止められない世界でしょう
9月23日に県薬剤師会主催の薬草観察会が豊平町の吉川元春館跡で開かれ参加しました。天気は良かったのですが公共交通機関が不便で帰りは神田先生の車に便乗させて頂きました。車中色々なお話を聞かせて頂き勉強になりました。有難うございました。
スケッチにもあります様にさすが秋ですか、キク科を中心に沢山の花や実が咲いてしっかりと楽しみました。先生も午後の説明会の挨拶で、これだけの大名であれば必ず御殿医が居り薬草園があったと思われるとお話されておられました。
私の今住んでいる岩国は吉川元春が出雲の平田を経て岩国に移封された地で、出来ればホームページで結びつきながら岩国の薬草園について調べて行きたいと思います。
其の時は神田先生にご指導頂きたいと思っておりますのでよろしく御願いします。

H15/10/01

8月中旬の薬草園は緑はしっかりと濃いいのですが、地味な花が多い。その中でひときわ目立つのが生姜科のニオイジンジャーの白い花。
花の名前が分からなかったのですが、試験用ホームページを見ている友人からメールで教えてもらいました。一つの花はそれ程大きくないのですが房になって咲いているので清楚ではあるが、華やかな感じがします。
またむくげの花も咲いています。神田先生が仰っておられましたが、ムカデに刺された時はサラダ油に生きたムカデとむくげの花の蕾を入れて作った物を塗ればよく効くのだそうです。
我が家も時々ムカデが出るので作ってみようと思いますが、肝心のムカデがなかなか捕まりません。もし捕まれば其の記事を書いて見ようと思います。

               H15/9/21


8月26日夏の盛りといえば暑さから南洋のトロピカルな花も薬草園には沢山咲くのかと思いましたが意外と地味な花ばかりで少しがっかりしました。 花のスケッチはページが重くなりそうなので、様子をみて載せるつもりです。その時は7月のスケッチはどちらか1枚にします。

季節からの便りは薬草園に関係の記事を書いていこうと思っております。
とは言いましても昨年からのにわか勉強なので薬草の名前がなかなか覚えられません。
そこでスケッチをして覚えることにしました

広島大学医学部付属薬草園で7月22日に咲いている薬草の花の絵です。
今年は雨と夏の初めが少し温度が低かったので秋の花が早く咲いてるのですかねー

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