今回は自分にとってかなりの大技です。 フロントバンパーを補修、改造します。
 
 実はエアロは前から付けたかったのですが、リップタイプは変化に乏しく感じていたので、どうせ付けるのならバンパータイプがいいなと思っていました。しかしながら、bBのバンパータイプのエアロと言えば当時はボリューム感のあるかなり張り出したデザインの物が多く、自分の希望に合致するデザインのものがありませんでした。

 そんな中でサムライというブランドのカゲストーリーというシリーズのバンパータイプのエアロは基本的なデザインはさきほど述べた張り出し系ですが、他のモノに比べて張り量が少なく、多少の加工で自分が思い描いたデザインの物に近づけるのではないかと思い、オークションで購入しました。
 
 購入したブツです。
 画像を見る限り程度はよさげですが、上部の取り付け部が2ヶ所破損しているのと、リップ部分が一部割れています。
 
 FRPを扱った事などほとんどありませんが、(以前に何を思ったか樹脂とカーボン繊維を購入し、ウェットカーボンパーツの作成に挑んだ事がありますが、当然ながら撃沈・・)なんとか補修と改造を同時進行で進めていきます。 

 まずは開口部に張られていたアルミのメッシュをチマチマと剥がしました。11
 そしていよいよ改造へ、いきなり中央開口部のルーバーをぶった切りました。
 眺めてたらなんか要らない気がしてきて・・・この部分は3ツ口(いわゆるRSタイプ)にしたかったのでルーバーは邪魔だったんです。

 この後、ナンバープレート取り付け部分も、国内ナンバーサイズに盛り上がっていたので切り取りました。で、下に転がっているアコード用のユーロナンバーベースを取り付けるために加工します。
 で、FRPと悪戦苦闘してこうなりました。
 切り取ったルーバー部分とナンバー部分を埋めて、取り付け部の破損もリップの割れもちゃんと補修しました。
 作業中の画像はありません。バタバタしてて写真とる余裕ありませんでした。

 この画像ではシンプルで結構いい感じじゃないですか?

 この段階で、細かい処理と塗装をプロにお願いし車体に取り付けていれば、この後にあれほど苦労する事はなかったのですが・・
眺めているうちに、どうにもリップ部分の張り出しが気になりだしました。

 なんとか、張り出し量を抑えるか、内巻き形状に加工したいのですが、その方法がなんとも思いつきません。

 色々と調べてみると、
 1 違う車種の希望の形をしたエアロと接合
 2 張り出し部分を切り刻んで、希望の形に再接合
 3 張り出し部分をカットしたのち、発砲ウレタンを盛って希望の形に形成、FRPを貼り付け
 等の方法がありました。3は面倒そうなので却下!1と2の方法を試してみます。


 まずは、1の方法。

 張り出したリップ部分をカットして、違う形のエアロを接合します。
 使用するのは、bBのノンエアロバージョンに付いている、内巻き形状のリップです。
 厳密に言えばエアロパーツではなく、ただの純正バンパーの1部品ですが、内巻きですし、なりより純正なので品質的な問題がないのが魅力です。

 ちょっと躊躇しましたが、リップ部分をカットしました。
 

 で、純正リップをあてがってみると、純正リップは幅が若干狭く、左右が数センチずつ足りません。純正リップはPP素材なのでFRPの様に切った貼ったができません。純正リップを原型にしてFPRで複製する事も考えたのですが、自分の技術を考えるとかなり不安・・・なのでこの方法はあきらめました。  


 続いて2の方法
 画像は先ほど1の方法を行ったときにカットしたリップ部分です。 リップ部分が前方に向かって張り出しているので、その部分を中心に更にカットします。



 


 で、張り出している部分のみを上下逆にして仮結合。ガムテープですが、なんとなくイメージが掴めました。さらに不必要な部分をカットしたり、角度を調整してステーとネジで固定しました。

 ナンバーベースとユーロナンバーも付けてみました。けっこういい感じです。(もう少し下寄りにつければよかったかも・・)

 









 あとは切った部分の裏表からFPRを貼り付けて、パテで表面を整えたら塗装するのみなのですが・・・ここからがかなり大変です。

つづく

DIY Top

HOME