クレーム・シャンティーイ

CREME CHANTILLY

生クリームだけを泡立てたもの(クリーム・フェテ)、生クリームに砂糖を加えて泡立てたもの(クリーム・シャンティーイ)、どちらも使う目的に応じて泡立て具合を微妙に変えて使います。

生クリームは冷蔵庫でよく冷やしたものを使う。(凍らないように注意)

  • 買ってきたばかりの生クリームは、温度も上がり揺れて特に不安定になっている。こんなクリームを泡立てるとすぐに泡立ち、きめの粗いぼそぼそしたクリームになってしまう。

泡立てた生クリームはすぐに使わないとき、温度が上がらないよう冷蔵庫に入れておく。

  • また時間がたつと硬くなるので、少しゆるめに立てて冷蔵庫に入れておき、立て直して使う。
    作り方

    良く冷やした生クリームを冷たいボウルに入れ、氷水に浮かべて泡立てる。

    • 室温にも注意。冷やして泡立てても室温が高いと、クリームがだれてしまう。
    • 砂糖は最初から入れて泡立てる。粉糖は途中からでもOK。
    • リキュールはある程度泡立ててから途中で入れると泡立てやすいが、最初から入れて泡立ててもOK。

    ハンドミキサーをボウルの中で円を描くようにゆっくり回しながら、全体を泡立てる。

    • 泡立てすぎに注意。ボソボソした状態になり、なめらかなクリームにはもどらない。
    生クリームの泡立て具合は、ハンドミキサーをゆっくり(とてもゆっくり)持ち上げたときにできる山の形で判断してください。横から見た状態を表してみました。
    a

    なだらかな山ができる状態。

    • a、〜b、の状態が、ムースなど軟らかめのものと合わせて使う泡立て具合。
    なだらかな低い山
    b

    やわらかい山ができ、クリームの頭がちょこんとおじぎをする。

    • b、〜c、の状態が、ショートケーキなど表面にデコレーションするときに使う泡立て具合。
    • ボウルを傾けるとクリームはゆっくり動く状態。
    クリームの頭がおじぎ
    c

    a、より高い山ができるが、山の稜線がまだやわらかい状態。

    • カスタードクリームなど、固めのクリームと合わせるときに使う泡立て具合。
    • ボウルを傾けてもクリームはほとんど動かない状態。
    稜線がやわらかい山
    d

    先のとがった高い山ができる。山の稜線もシャープになっている。

    • デコレーションで絞り出して使うときの泡立て具合。
    稜線がシャープ