子供とのかかわり方、両親が心得ること

 ダウン症に限らず、障害児の療育には、なんと言っても両親からの働きかけが、最も強く子供に与えますから、それだけに責任重大です。しかし、逆にいうと、それだから楽しいこともあるのです。

・自尊心を育てる
 自分自身が好きだ。両親や家族、友人から愛される価値がある子だ。自分は良い子だ。自分は
たいしたやつだ。・・・と、自分を肯定的に認められる子に育ってほしいのです。「他人と比べて」という前書きは不要です。


 そのために大人が心がける点として、
@臨場体験を大切に・・・子供が主導権をみとめられたと感じるような対応を、多く体験させる。
A成就体験を多く味合わせる。・・・遊びやコミュニケーションや日常生活動作などのいろいろな生活の場面の中で「出来た」という満足感をできるだけ多く味わうように援助することです。

 

参考書籍
 
新版 
ダウン症児の育ち方・育て方
            -
学研-