ダウン症とはどんな病気か

 ダウン症は、正しくはダウン症候群と呼ばれる、いろいろな似かよった症状を持つ人たちの総称です。
 原因はなかなか分からなかったのですが、1959年にはじめてこれが染色体異常によりおこるということが分かりました。
 人の染色体は23対で46個あるのが標準的なのですが、どうしたわけか1個余分の染色体が紛れ込み、47個になってしまったのがこの子たちです。

 この過剰染色体はG群(21番目)の、より小さい方に3個並んで見つかるため、21トリソミーと呼ばれています。
 大きさからいえば本当は22番目だとか、そのほかに転座型やモザイク型 とか呼ばれる多少違った型のものがあって、その発達の仕方は一様ではないということをお聞きになるかもしれませんが、全体の95%内外は21トリソミーです。

 診断は染色体検査結果をみて確定します。

 ダウン症の出生率は出生700〜1000人に1人という割合ですから比較的多く、また、症状が特徴的なので早期に発見されるため、昔から多くの研究がなされてきています。

 最近では、多様な問題を持つダウン症児にも、発見と同時に開始される早期療育の試みがはじめられており、適切な働きかけさえあれば、びっくりするほどの発達を示すことが、あちこちで確かめられるようになりました。

参考書籍
 
新版 
ダウン症児の育ち方・育て方
            -
学研-

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