古くはゴッホも絵を模写したとか、どんな画家でも最初は模写をしたようです。日本も古くは狩野派の
画家たちは、お家芸として伝統的な技法を継ぐために模写をしていたそうです。

模写は先達の表現をかりて精神性や時代の雰囲気まで的確に写し取る高尚な行為です、それ故自分の描写
力を高める為にも有効な手法だと思います。

最近目にした絵にシャルルアングラン(1854〜1926)という画家がルーアン美術館で模写する人を描いた
「1880年のルーアン美術館」(ルーアン美術館蔵)があります。やはり昔から模写という
行為はあった
んだと改めて思いました。
・美術館の中での模写状況(ルーブル美術館)

●美術館には事前に申請すれば
館内で本物を前にして模写が出来
るそうで、プロアマ年齢を問わず
たくさんの人達が模写している。
日本人もいる。羨ましい限りで
ある。

⇒右の人は80歳台のオバーチャン

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