東屋に季節の訪れを告げる、恒例の「まにのふ季節TOP絵」。 2005年初夏用は、『風の楽園(エデン)』より氷渡里です。 「神の神経たる水」の能力を有し、それゆえに囚われている、幼き皇子。 雨に打たれ、孤独(ひとり)しゃがみこむ彼の瞳には、何が映っているのでしょうか…。 今回はいつにも増して力作というか、非常に丁寧な仕上がりですよね。 画面いっぱいに咲き誇る紫陽花は「隅田の花火」という品種だそうです。 淡い紫色の繊細な花弁と瑞々しい緑の葉が、初夏らしく鮮やかですね〜。 また、足元に群れている植物は「一人静(ひとりしずか)」。 白い花穂を、源義経の恋人・静御前の舞姿に見立てた情緒ある植物です。 「ひとり・しずか」から連想してこの花を描き入れるとは、やるな、まにちゃん(笑) |