日常の中に埋もれてしまった想いはありませんか?
忘れかけている情景はありませんか?
賀茂鶴酒造株式会社 吉冨蔵は、西条の街に古くから存在し、
かつては日本酒という繊細な酒を醸造する蔵として、この地域を活気づけてきました。
そして、現在ではその機能は停止し、ひっそりと息をひそめております。
しかし、今 その静かな空間に足を踏み入れると、蔵の重層な造りから
かつての活気が蘇るような熱い感情が心の中で湧いてくるのを感ぜずにはいられません。
この度、ここ 吉冨蔵で展覧を行う作家たちは、この場に感応し、作品を通して
何かしらの想いを共有し、共鳴させるために集まったメンバーです。
時間を止めてしまったかのようなこの空間に一陣の風を起こし、
舞い上がった塵の中にある種子が次の連鎖を引き起こす端緒になれば幸いです。
さて、吉冨時空の境界に立ったあなたは何を感じ、何を繋いでくださいますか?
( 展覧会を終えて )
この度、私が企画 ・出品させていただきました展覧会、『連鎖・感応』−・・今・・−
は本日(2006年4月1日)無事終了いたしました。お陰様でご来場くださいましたお客
さまが1000人を超える展覧会となりました。これも全て、委員会のメンバーの方々、
参加してくださった作家の方々、宣伝してくださいました各新聞社・雑誌社の方々、
ご来場くださいました観覧者の方々、そして、会場を提供してくださいました
賀茂鶴酒造株式会社さまのお陰です。誠にありがとうございました。
これだけ大規模な展覧会の事務局を務めさせていただいたのは私にとって
初めてのことで、何かと考えが行き届かず、ご迷惑をおかけした点も多々
あったと思います。申し訳ございません。 私はこの度の展覧会で恐らくは
当展に携わった他のどの方々よりも多くのことを学んだと思っております。
多くの作家をまとめようとする難しさ・・(無理でしたが・・)案外
まとめるべきではないとも思いますし、「まとめる」「まとまる」とは一体何?
とも思ったり、作家さんやお客さんからの多くの意見。私の中で常識
も他人の中では常にそうではなく・・考えてみれば「あたりまえか・・」
などと思い、・・が、「自身の志は曲げれない!」と思い、私と僕の中で
ケンカしてみたり・・。泣いてみたり・・みなかったり。
改めて、「個展」というものの素晴らしさ、または「グループ展」
というものの重要さを認識した気がいたします。
言葉や文章にするのは苦手で、もどかしいですが、、、
とにかく!自分自身「よくやった!」と思っております。
皆様、ご来場、誠にありがとうございました!!!!
大成 大輔
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