美由紀VSカミュ(後半戦)

――後半戦――

氷河の放ったフリージングコフィンのおかげで、美由紀にも予備の氷が支給された。

氷河「ふう。これで大丈夫ですよ、お嬢さん。」

美由紀「は、はあ……」

そんなこんなで勝負再開となったが……

カミュ「……またやってしまったか……。フリージングコフィン!!

美由紀「ああ〜また砕けちゃっいましたよ〜。氷河さ〜ん!!」

氷河「分かった! フリージングコフィン!!

両者とも何度も氷を砕き、その都度シベリア師弟コンビのフリージングコフィンで氷を補充しているため、宝瓶宮の室温は見る見るうちに低下していっているのであった……。

ミロ「(ガチガチガチ……)ったく、何なんだこの寒さは……。カミュ! 氷河! もう少し手加減は出来んのか!?」

氷河「そうか? 別にそこまで寒くはないと思うが……」

カミュ「……修行が足りぬぞ、ミロ。この程度の寒さに屈するなど、黄金聖闘士失格だぞ。」

ミロお前らと一緒にするな〜!! 俺はシベリアだの南極だので修行したわけではないのだぞ!!
それにこの状況をよく見ろ! 俺の聖衣が凍り始めているのだぞ! これのどこが『寒くない』だ!!」

シベリア師弟の小宇宙爆発により、室温はいつの間にか絶対零度付近まで低下していたようである……。

真奈美「……」

真奈美は安らかな顔で眠りにつこうとしている……

妙子「真奈美ちゃん! 寝ちゃだめ!! ここで寝たら死んじゃうわよ!!」

紫龍「(ガチガチガチ……)このままだと、俺達まで氷漬けに……

デスマスク「(ガチガチガチ……)もう少し手加減は出来んのか……。
このままじゃ、俺達仲良く札幌雪祭りのオブジェだぜ……」

アフロディーテ「(ガチガチガチ……)寒さと乾燥は美容の大敵だと言うのに……」

美由紀「ああ……手がかじかんできて……きゃあっ!!」

またしても氷を砕いてしまった美由紀。すかさず氷河がフリージングコフィンの構えをとる。

ギャラリー一同「いい加減にしてくれ〜!!!!!!(泣怒)」



おしまい。



今度こそ終わりです。出口はこちら