2010年 2月27日(土)
総領町でセツブンソウを見た帰り上下町の
ひな祭りを見に行きました。
まず向かったが”翁座”。大正時代に建てられた劇場で当時の木造建築としては西日本唯一建物です。開館時間は午後3時で閉館時間を少し過ぎていましたが内部を見ることが出来ました。
舞台は”回り舞台”になっていて人の力で動かしていたことや、舞台で演じた役者が花道に移動する時に使う”奈落”について当時の様子を交えて丁寧に説明していただきました。
壁には古いポスターや地元出身の俳優 平幹二郎さんの写真が飾られていました。一時期萩本欽一さんもこの翁座の復興に力を注ぎマスコミでも話題になったこともありましたが、残念なことにこの施設は今年3月末で閉館するそうです。残念ですね。
山陰山陽を結ぶ石州街道の宿場としてかつては天領としても栄えた上下町。当時をしのばせる土蔵や町家を歩いて行くと、通りに面した商店には様々なお雛様が飾られていました。
今回”上下人形”ついて初めて知りました。三次人形と比べると髪形が横に広がり顔の丸みが乏しく髪の毛が耳にかかっているということでした。よく見ると確かに違っているようです。
上下町のひな祭りを歩いて江戸時代のお雛様や子どもを抱いたお雛様、原爆に遭ったお雛様などたくさんのお雛様に出会うことが出来ました。白壁の街並みにはお雛様がよく似合います。第5回上下ひな祭りは2月20日(土)〜3月22日(月)まで行われています。