神州丸Shinshu maru

神州丸(巴組汽船:4180総トン)

 船舶改善助成施設の適用を受けて建造された中型貨物船で、低出力ディーゼルをフルカンギアで接続した特殊な機関部を持ち、海軍の技術開発の一翼を担っていたと考えられる。太平洋戦争開始時は陸軍輸送船だったが、機関不調のためジャワ上陸作戦後解庸。応急油槽船に改造後は海軍が使用し、44年10月13日仏印沿岸で米潜「バーガル」の雷撃を受け沈没。

Shinshu maru(Tomoegumi Kisen, 4180grt) IJA Military Transport, later IJN auxiliary oiler.
Completed in Feb 1934.
Sunk on 13 Oct 1944 off Indochina by USS Bergall (SS-320).

<作例について>
 大平洋戦争緒戦期の陸軍輸送船状態を再現。上田毅八郎氏が最初の配属先として乗船していた当時です。

Model: Shinshu maru in the spring of 1942. Loa=162.5mm.



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