日昌丸Nissho maru

日昌丸(南洋海運:6527総トン)

 東南アジア航路の国内関連船会社の利権調整を目的として1935年に政府指導で設立された合弁会社・南洋海運が初めて新造した貨客船。太平洋戦争開始直前には蘭印地区在留邦人引揚輸送に従事しており、その後陸軍が徴用。多号第十次輸送に投入を予定されたが作戦中止で死地を免れ、戦後南洋海運の後身である東京船舶でインドネシア航路に復帰、1965年解体された。

Nissho maru (Nanyo Kaiun, 6527grt)  IJA Military Transport
Completed in 1939.
Survived war and sold for scrap in 1965.

<作例について>
 1944年末の状態を想定した推測作例です。一般的な三島型貨物船の4番倉口上が船室になったようなデザインです。

Model: Nissho maru in late 1944. Loa=191mm.



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