にしき丸Nishiki maru

にしき丸(大阪商船:1847総トン)

 大阪商船の国内航路の看板路線だった阪神〜別府線で、戦前最後の就航船。和辻デザインが遺憾なく発揮され、瀬戸内の女王にふさわしい美観とたたえられた。戦時中に徴用され、特設運送船籍のまま潜水母艦としても使われたが無事終戦を迎え、1971年まで別府航路を走った。1942年より関西汽船に移籍。

Nishiki maru (OSK, 1847grt) IJN Aux. transport.
Completed in Nov 1934.
Survived the Pacific War, and broken up in 1982.

<作例について>
 上写真は通常のフルスクラッチで特設運送船時代を再現。「モデルグラフィックス」掲載と相前後してシールズモデルズからレジンキット化が発表され、下がそれを組み立てたもの(「ホビージャパン」掲載)です。同じ1/700ですが、作りようによって随分変わるものです。なお、厳密には「に志き丸」と表記します。

Model: Nishiki maru pre-war and in WW2. Loa=113mm. 



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