日本丸Nippon maru
日本丸(文部省:2283総トン)
各地の商船学校で共用するための航海実習用練習帆船。年少生徒の運用に対応して船のサイズの割に帆1枚当たりの面積が小さいのが特徴。戦時中は帆装を陸揚げして近海での石炭輸送に用いられたが、無事終戦を迎え引揚輸送に参加。船容を戻して長らく航海実習に従事したあと1984年に二代目「日本丸」へ任務を引き継ぎ引退、「氷川丸」と同じく横浜で保存展示されている。
Nippon maru (Education Ministry, 2283grt) Training sailing ship
Completed in March 1930.
Survived war, retired in 1984 and exhibiting at Yokohama today.
<作例について>
引揚輸送に従事していた1940年代後半の状態を再現。帆装は外したままですが、マストは残しており本来の姿をうかがわせています。
Model: Nippon maru in late 1940s. Loa=138.5mm.