日祐丸Nichiyu maru

日祐丸(日産汽船:6817総トン)

 川南工業が竣工させた最初の大型貨物船で、先に着工した「東亜丸」の設計を参考に独自色を出したものと推定される。特設敷設艦として太平洋戦争に臨んだが、短期間で運送船に転籍。43年3月に雷撃で損傷してからはずっとグアムに停泊したままで、44年7月13日の空襲で沈没している。

Nichiyu maru (Nissan Kisen, 6936grt) IJN Aux. Mine layer
Completed in Dec 1938.
Sunk at Guam Island on 13 July 44 by US Aircrafts.

<作例について>
 「日祐丸」を特設敷設艦状態で再現。タイプシップと推定される「東亜丸」から図面を起こしました。新型船体に傾斜した煙突とマストのアンバランスなデザインが特徴です。

Model: Nichiyu maru at the start of Pacific war. Loa=205.5mm.