日輪丸Nichirin maru

日輪丸(昭和タンカー:5163総トン)

 太平洋戦争開始直前に計画されたTM型タンカーの1隻。44年2月19日、南シナ海で米潜ジャックの雷撃を受け沈没。本船が加入したヒ40船団はタンカー5隻がすべて撃沈され、海上護衛総司令部の船団運航システム見直しの一因となった。

Nichirin maru (Showa Tanker, 5163grt)
Completed in Dec 1942.
Sunk on 19 Feb 44 in South China Sea by USS Jack (SS-259).

<作例について>
 海上護衛戦史のうえで重要なヒ40の加入船から「日輪丸」をチョイス。模型そのものは同じ三菱横浜製の「日南丸」の写真と、本級の簡易設計型である戦時標準1TM型の図面から製作し、MG誌掲載後に入手した本船の公式図面をもとに修整。後部構造物前端上部の予備室が省略されたのが特徴です。

Model: Nichirin maru during the war. Loa=181mm.



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