摩耶山丸Mayasan maru

摩耶山丸(三井船舶:9433総トン)

 陸軍舟艇母船のレギュラータイプである甲型の第1船。詳細設計が各造船所に任されたため、甲型にも複数の形態があるが、三井玉で建造された本船はツインポストを4組持っている点などが特徴。建造目的の上陸作戦に参加することなく兵站輸送任務に従事したが、44年11月17日、ヒ81船団加入中済州島沖で米潜ピキュダの雷撃を受け沈没。

Mayasan Maru(Mitsui Senpaku,9433grt) IJA Landing Craft Transport
Completed in Dec 42.
Torpedoed on 17 Nov.44 off Cheju Island by USS Picuda(SS-382).

<作例について>
 「戦前船舶」に掲載された完成図面に基づき製作したもの。ただし武装配置はまもなく変更されたようで、上田毅八郎氏の記憶、福井静夫氏「終戦時の帝国艦艇」の図面とも高射砲は船首尾楼上各4門です。

Model: Mayasan maru on Completion. Loa=214mm.



模型リストへ