Rosebury Yard
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背景夕月(新連帆橋)


  

2021年9月28日
GH

 背景を撮影した連帆橋。うっかり上では隣の新連帆橋と書いているが、どうせ空だけだからと直していない。最近はキジバトも随分人馴れしてきましたが、こちらのドバトは人通りもお構いなしに平気で座り込んでいて、しかも日陰にいるものだから自転車でうっかりひいてしまいそうになる。MGの管理人の記事は古屋編集長の担当。ある日電話がかかってきて「今月の記事のGHの意味が分からない。NYの後藤編集長に聞いてもわからないとのことだった」というので「後藤さんには悪いことをしましたな」と答えた。関係者なら今頃笑い転げているような話。これに関してはUボートマニアならすぐわかるはずですが、わからないからといって人に教えてもらうと、あまりの馬鹿馬鹿しさに相当な屈辱感を味わうことになるので、出来るだけ自分で考えていただくようお勧めする次第。いわゆるアハーン体験みたいなもの。古屋編集長は「ドイツ語で読んでください」といったらすぐ理解した。これがHGだと変な性癖でもあるみたいになってしまってよろしくないから、やはりGHにするべき。まだわからない方はU-boat.netのWebサイトで本人の項目を閲覧されたし。そこからはもう知らない。
 今回のような内容は、企画を思いつく機転と、問題として成立する記事と、混乱をきたさない忠実な似顔絵の少なくとも3点が揃わなければならず(今月の記事に限れば、キットのないIA型を作る工作力と、なくてもいいがエンブレムの一部をCADで作るデジタル知識の2点が加わる)、通常は複数の人が関与するもので、白黒ページの連載ぐらいの器ではなかなか実現できない。たぶん顔写真だとコピーライトがうるさくなるので、バラエティ番組とかでもよく似顔絵を使ったりしますが、名前を併記しないと誰だかわからないようなのではクイズにならない。ただ顔と名前を合わせるだけではなく、間にエンブレムを挟んだ少しひねりのある構成でもあり、今まで顔を見たことがなくても艦名と記事の組み合わせで大体わかるようにもしておきたいし、ある程度ヒントを匂わせながら問題文を作るのも、やってみると案外難しい。飛行機だといくらでも作れるでしょうが、艦船ではなかなか次もとはいかないでしょうね。

   「U25」の写真。新型艦橋と海面の流氷から1939〜40年の冬の撮影なのは間違いないと思う(40年8月戦没)けども、シャークマウスとクロスボーン・バンガード?のエンブレムは消されている。IA型はVII型とIX型の中間的なデザインで、後者の船体の水抜き穴から上を削り込んで舷側を斜めにするとそれらしくなる。読者ページに先月号の感想を頂いていましたが、こちらを画像検索したらフォックステリアのマークがついたマグカップが出てくる。他にも同じようなのが時々出るが、どこで売ってるのだろう。ノコギリザメのTシャツとか普通に着れそうですが。映画「U・ボート」の地上波吹替版の艦長は内海賢二と大塚明夫があてているそうで、大塚の「トームゼーン」も聞いたような気がする。個人的には内海賢二はラオウより則巻センベエのイメージが強いので、硬派の映画ではちょっと浮いている気もしたのだけど、存在感は圧倒的だった。大塚と言えば小林清志から次元大介役を引き継いだそうですが、「FS」の仮定メビウス役も変えなければならないか。本来のメビウス役の西村知道の方が若いのだけど、小林のほうがどこかそれより若々しいニュアンスがあって、それでいて貫録満点の声って、最近だと誰になるんだろう。大塚明夫は確かに次元の後任としては他に匹敵する人が思いつかないけども、大ボスの貫禄とはちょっと違う気がする。うーん、あとは池田秀一ぐらいしか思いつかない。こういう時あまり普段アニメを観ていないのが響いてしまう。

2021年8月26日
危険水位

 お盆の大雨の状況。ほぼ氾濫危険水位。この水が橋のたもとの遊歩道に上がって鵜飼船が打ち上げられることになると、横山も川西も無残な水浸しと相成るのですが、幸いそこまではいかなかった。MGの原稿の納入は月の初めで、よもやこの時期にこんなになるとは思わないから何ともすっとぼけたような感じになっている。もちろん直接攻撃を受けた方々も大変だったと思いますが、野菜の値段に跳ね返るのもつらいところ。

 今月のMG連載はUボート・エンブレム。主要参考文献がこちら。著者はドイツ人ですが本は英語。何度も改訂しているらしく、うちにあるのは1999年版。十数年前に入手してそのままになっていたもので、東京の古書店で買ったが今ではどこだったかすら覚えていない。Uボートの記事を書くときは何かと役立つU-boat.netのサイトは意外とエンブレムの情報が手薄で、グラフィックのないものが多いのですが、この本では絵柄やその由来の証言なども逐一のっていて、買っておいて本当に助かった。連載記事ではマークだけ引用したUAKシンボルも、本書では対応する艦名リストが掲載されている。後は可能な限り他の本や画像検索などで実艦写真を見つけて、実際の絵と比較する。「U108」のダンツィヒ市章はデルタの本にのっていた写真からデザインを起こしていて、本書、U-boat.netのどちらとも異なっている。  

 

 今月のHJ作例
大型巡洋艦「アラスカ」(トランペッター)
駆逐艦「竹」「橘」(ヤマシタホビー)

 「アラスカ」を作ったのは6月で、もうずいぶん昔のような気がする。ちょうど今日出来上がるという日にぎっくり腰をやってしまい、椅子に本を重ねて這いつくばってその上に上体をのせて水上機を作った。当初は立ち上がるだけで5分ぐらいかかるほどひどかったのですが、車より負担が少ないという理由で自転車で宅配屋の営業所まで持って行った。作例写真を見るといつもより細かいところが少しよれているのが目立っていて、最終チェックが足りていないのがわかるところに影響が出ていて申し訳ない限り。船はある意味アメリカだから出来た豪快な散財みたいな感じで、調べれば調べるほど設計思想もいい加減だし、形状も思ったよりずっとシンプル。工作のカギは船体の歪みと雑な舷側のモールドの修整に集約されそう。船体は強烈に反り返っていて、並の技術では平らにするのは至難の業。まだ他誌で作例を見ていないけど、他のモデラーはどうやって直したのか見てみたい。あと、実際にキットを買って見比べていただくと、機銃座のブルワークのエッジが作例と全然違うのに驚くはず。毎度のことながら迷彩とブーツトッピングは全てフリーハンド。丁型は別の人がきちんと作っているので、うちは素組にボックスアートのコメントを添えた内容。それでこのページではあまり書かないようにしていた。どういうわけか艦尾形状に関する記述がむちゃくちゃで、キットの説明からはじまって誌面のキャプションや他の人の記事でも間違っているのですが、丁型はデストロイヤースターン、改丁型はトランサムスターン。クルーザースターンは艦尾付近が一様に上広がりになった形状で、むしろ商船に一般的で、軍艦なら「翔鶴」型や「ヨークタウン」級など空母に典型的なものが多い。駆逐艦や5500トン型軽巡のように尻まで断面形状が四角に近いもの(水線模型では後端まで舷側がほぼ垂直になる)はデストロイヤースターンとして分けられる。トランサムスターンはそれとは別に後端を平面にした形で、現代の商船で多いのはクルーザースターンを切ってトランサムにしたような形状、ドイツ駆逐艦や改丁型などはデストロイヤースターンをトランサムにしたような形状と表現される。だからそれぞれの後端平面は三角と四角になっているが、これはどちらもトランサムスターンで区別はされない。もちろん海防艦のように中間的なものもある。イラストについては、いちおうWikipediaに書いてあることはチェックしておくことにして、一部それを反映してはいるのだけど、船に限らずここのところどうもあそこの記述は度が過ぎているものが増えたようで、説明の域を超えた著述になって、これはひょっとすると何かの本の書き写しで著作権に抵触するのではないかと思われるような気配の箇所もちょくちょく見られるので、参考にしましたとは言いにくい。好き者連中が寄り集まって知ったか合戦を繰り広げた挙句、マニアの備忘録程度の代物に「である」をつけて自己陶酔に陥っているような、あるいは虚勢を張っているような見苦しさも嫌なところ。無記名の弊害に歯止めがかからなくなっているような感じがする。もちろん出版物にもペンネームで顔写真もない事実上の匿名みたいなものはあるわけですが、稿料が発生する以上一定の制約がかかるという決定的な違いがある。ボランティア精神と責任逃れという表裏がある企画で、ライターの立場から言えば役にも立つし邪魔にもなるが、少なくとも今のところは品格で勝負できる状況ではある。

(8/28追記)
上であんなことを書いていたら、何のことはないMAの米波さんとかぶっていた。装甲帯のモールドの除去や送油管の追加など、数か所しかないディテールアップポイントがしっかりかぶっているのが面白い。しかし今回はちょっと雑さが目立つような。Ms32/1Dは甲板を別とすれば黒を上塗りするだけなので、いっそのことハセガワの曲面追従シートを使う方がはるかに簡単に仕上がるのでは。また、米海軍の公式迷彩図はそれと直接関係ないブーツトッピングが省略されている点に注意しなければならない。なお、米艦の迷彩に関してはusndazzle.comというサイトが有用で、「アラスカ」も鮮明な写真が多数のっており、あとはNavsourceや画像検索でほぼ事足りるので、管理人もこれといって書物は参考にしていない。

 艦スペはWL50年特集ということで、衣島さんの記事が教科書になるので久々に購入したのですが、それにしてもメーカーがどこ吹く風で商品を出していないから、雑誌だけわいわいやっても全然ピンとこない、というよりかえってうら寂しささえ感じてしまった。肝心な時になんにもしないNYもどうかと思うが、筋を通してこんなにむなしいのもちょっとねえ。多分メーカーもやりたくてもやれないところもなくはないのでしょうから、困ったもんだ。HJの大騒ぎの件を管理人が知ったのはとっくに関係者の処分が発表された後だから、こまかいことは知らないけども、にわかには信じがたいような話だったのは確からしい。世間には売り手・買い手の立場に関わらず模型に携わる人が何万人もいる。その世間に背を向けた不届き者がおかしな発言をしたら、世間をよく知らない子供たちが寄ってたかって罵倒する。要は供給の問題なので、何の解決にもならない。ただ転売屋という模型に何の愛着もないよそ者が横で高笑いするだけの愚かな事件だ。それにしても、凡人の素朴な疑問として、確かに市場に出ている模型の量は明らかに減ってはいるが、完全になくなっているわけではないので、あるのを買って作ってればいいだけのことなのでは?品切れぐらいで廃刊みたいな暴言を持ち出すほどイライラするものか?普通の人には関係ない限定商品とかのことを言っているのだろうか。とすると実際はとてつもなく小さい世界だけの騒ぎってことだ。まあどこのスーパーに行っても変なお客の一人二人はいるものだし、バードウォッチャーには、ただ100mぐらい向こうに鳥が1羽いるのを見るためだけに大阪や九州から車に乗って岩国まで走って来るマニアもいる。周囲から見ればアベレージを逸した行動をする人はそう珍しくはない。ちなみに、管理人はもう15年ぐらいHJに寄稿しているライターではあるけども、今回の件に関して出版社側からは何の説明も受けていなくて、公式HPや今月発売号の巻末に書かれたことを見るしかない。その点読者様と同じ扱いなのであしからず。多分担当氏も岩重はほっといていいと思っているし、本人もそう思っている。そんなもんだって。

   ヨーロピアン・ジャズ・トリオ。近所のツタヤのレンタルアップのアルバムで、まとめ買いがお得だったのでビル・エヴァンズのついでぐらいのつもりだったのだけど、こちらもなかなか良かった。曲のジャンルはクラシックからポップスまで多種多様で、「星に願いを」のようなジャズでも大定番のものから、こういうところにはしっかり収めておくと収まりがいい「スカボロー・フェア」、いいとこ突いてきた「ダンシング・クイーン」「トルコ行進曲」、私のような素人には決して思いつかない「テンペスト」等々。中でもひときわ印象的だったのが「赤とんぼ」。もう1曲日本からエントリーした「見上げてごらん夜の星を」はわりと普通のジャズアレンジなのに対し、こちらは山田耕筰の音符を1ミリも動かさず、愚直なまでにストレートな「ゆうやーけこやけえの」を弾きあげる。アメリカのジャズアーティストのセンスではまず考えられないような演奏が衝撃的で、そこまで原曲をリスペクトしてくれているのかと思うと感動さえ覚える。とにかくそんな感じで曲ごとに趣向を凝らしたアレンジが入っていて、選曲とともに非常に知的でおしゃれな印象がする。同じようなマルチジャンルの楽曲をカバーした作品で、以前マッシモ・ファラオ・トリオというグループのアルバムを買った時は、文字通りの粗製乱造で一本調子に手当たり次第の曲を弾いたような有様で、お店のBGMならまだしも自宅で腰を落ち着けて聴くには雑すぎる感じがして結局全部聞かずに終ったのだけど、こちらはまず折り紙をつけていい。たまにはこういうのを聴いて、本場アメリカのジャズが個人を超えて地の底から湧き出てくるようなソウルフルな凄味に満ちていることを再認識するのもいいと思う。

2021年7月25日
ハマ育ち

     

 このぐらいまで育てばもう大丈夫か。最初に見た時はすでに4羽、さらに1羽減ったとはいえ、こんなあけっぴろげの海岸でよく3羽も育ったもんだという驚きの方が大きい。今月のMG連載はUボート・ブンカー。1/3000のケロマン・ブンカーが目玉でネタバレできなかった。資料的に無理だろうと思って最初からマップ全体を完成させるつもりはなかったのですが、やってやれないこともなさそう。地面もケロマン・ブンカーもUボートも接着していない。いずれ機会があれば。フジミがキットを出すのとどっちが早い・・・?

2021年7月14日
目立たない・・・?

   

 ヤマシタホビー「雷」「橘」発売。今日は「橘」戦没から76年・・・あーっ、舷窓忘れてる!最近とみにイージーミスが多いので重々気を付けていたのに、またつまらぬ失敗をしてしまい毎回のようにがっかりしてしまう今日この頃。自分で生き地獄を作ってはもがき苦しんで20年、因果な商売だ。錨を描いていないのは史実通りなんですけどねえ。ただ、今回も商品は全体に暗めに印刷されているので、あまり目立たなくなっているのが不幸中の幸いか。実はHJ作例の短信欄に書いたのでまだ書くまいと思っていたのですが、6月にぎっくり腰を発症してしまい大往生。スケジュールが詰まっているのがわかっていたので、「橘」はあらかじめSHSの前に半分描いてあったのが幸いで何とか納期に間に合ったのだけど、後半は座って描けなかったため棚に絵を立てかけて立ったまま描いていた。描いた順としては「竹」と「雷」が並行で、サインの日付も2日違いになっているのですが、もちろん728×515mmの絵を2日で描けるわけはない。「雷」に関しては商品の元ネタである「敵兵を救助せよ!」の文庫版を入手。描画の参考になる部分以外はほとんど読んでいませんが、一言で評すると「NHK大河ドラマ・拾った財布を交番に届けてみた」といったところ。工藤のやったことはもちろん高く評価すべきとしても、そこからこのボリュームにふくらませる必要があったのか。書き手の端くれとしては、物を書くという作業で最も重要なのは何を削るかであって何でも書けばいいってもんじゃない、へたしたら削った量で値打ちが決まるぐらいのこと、あいつ嫌な奴だみたいなことをぐちぐち書くぐらいならいないことにしてしまう方がよっぽどましだろうに、書きたいを優先するから話が下衆になる、それが工藤の望むことだと思っているのかとイライラしてしまう。従って本に関しては全く評価しない。イラストの3隻はいずれも既存写真を設定年代に応じてアレンジしたもので、たぶん「エクセター」は佐竹さんもアオシマの箱絵の時に同じものを使っていると思う。英艦はもうちょっと薄くした方がよかったようにも思えるのですが、これも同じで印刷して商品になってみないとわからないところもあるので、ある程度経験で加減を覚えるしかなさそう。

2021年7月7日

 NY47発売。何となく内容が考証考証と説教臭く窮屈になってきたような。あと、読者様がせっかく力作の写真を投稿しても白黒の小さい画像で何が何だかわからないのではしょうがない。お客様に対して失礼だと思うべきだ。なにか器が縮こまっている感じがする。連載は潜補・潜丁・潜輸小。潜丁だけでは1回持たないので当初から潜補とセットにする予定ではあったものの、潜輸小はどうしようか迷っていたところに編集部からビーバーのキットが来た。日本はどういうわけかモデラー人口が非常に多く、ある程度世界に背を向けていても商売が成り立つところがあるらしいのですが、たぶんそれが仇となって3DPが遅れているのだと思う。前回の河用砲艦は読者様からキット化希望の声があったようですが、金型が不要なぶん生産数が少なくても販売できるビーバーのキットのような形態が選択肢としてあるかないかでは大違い。今この段階で芽を摘むべきではないし、個人的にはこのぐらいのディテールでもまあOKだし、SHSで担当者に直接取材できた手前もあって好意的に文章を書いているのですが、ヨイショどころか目一杯ドッコイショでも持ち上がるかどうか、正直非常に難しい。漣工房との対比や図示をした通り、なぜか鉛直方向が大きすぎる。このシルエットは文中で紹介した丁型本の中の図面と合致するので、どこかに元ネタがあるのでしょうが、どうだかなあ。そもそもフィギュアが先で付け合わせとして船を作ったらしいのですが、取り合わせに戦略性がないし、プログラマーがキャラクターモデル出身者とのことで造形表現がまだ違う畑の手癖から抜け出せておらず、フィギュアをのせられるようにできていない。どうせキャラモデ風にしか作れないなら虎の絵でも使ってそっち方面に演出してなりふり構わずハッタリかましてもいいぐらいだと思うが、そういう機転もない。技術的にも商売的にも中途半端というのが実際のところ。以前なんとかいうメーカーが「杵埼」型の寸法違いのインジェクションを出してあっさりリタイヤしたことがあった。できるだけああいう事例は作りたくないというのもあるのだけど、世のモデラーがみんなその辺の事情を読んで寛容に見てくれるわけでもなし、むしろ世間様の主流は残酷な唯物主義だと思っていなければいけないのがメーカー側に必要な心掛け、ある意味業界として因果応報のところもあるが仕方ない。前から言っているようにみんな違ってみんないいなどきれいごと、だめならしっかり淘汰される。さて今回はどうなることやら。

2021年6月29日
深山の機内色

ハグロトンボだと思って竹色の羽黒とタイトルをつけるつもりでいたら、ミヤマカワトンボという種類だった。日本固有種だそうですが希少というほどでもないのか、多い時は前がよく見えなくなるぐらいの大渋滞の中をかき分けかき分け進むような有様になる。バイキン事情は非常に不安定で、岩国でもいつの間にか新規発表ゼロの日が増えたはいいが、このページのように月に1〜2回程度の更新ペースでは次にどうなっているやらさっぱりわからん。今月のMG連載はミジェットサブマリン母艦。アオの新版「千歳」型は水線のライン取りがビール瓶みたいになっていて、実艦の俯瞰写真と比べても明らかにおかしいのですが、それより船体の下屈がひどいのに閉口した。作例も左舷側の中部で部品を折ってしまい、とうとう直すのを諦めてしまった次第。それと比べたら「ボナヴェンチャー」は気楽なものだ。そういえば「ティルピッツ」も「高雄」もアオシマですが、母艦とまではいかなくともS・T級潜水艦とX艇とのセット企画とかやってもいいのでは。なにせ静岡ホビーショーでもWLS40年とか言いながら艦船模型はほとんど干からびて、いまいち張り合いがない。音無しの構えからガツンとやってくれるのならいいのだけど。

 田舎でよく見かける道徳標語。こういうのが通りの100mおきぐらいに並んでいる。この作品の真意が「悪趣味を押し付ける老害の根絶」であれば、作者の小学生は大成すると見た。あながち冗談でもなくて、最近は耳が遠い、または注意力散漫でベルに反応しない散歩老人や、えらく長いひもで犬をつなぐ人が多く、しかもここは見ての通りの坂だから、自転車にとってはこの鉄板1枚が命取りになりかねない。実際半年ぐらいですでに壊れている板もある。いいことしてるつもりなのか知らんが危険性が全然わかってない。今月のMG連載は「プロテュース」。撮影指示書には実艦写真を添えて横づけで並べるように書いていたのですが、勝手にバラして撮っていた。ファン心理を全然わかってない。もひとつ言うなら、世のメーカーはなんでこんな存在感のある船のキットを出さないんだろう。全然わかっていない・・・のか?

2021年5月21日
久々に箱絵

 ヤマシタホビー「竹」発売。イラストをおさめた後にミリクラが発売され、特集が丁型だというので久々にのぞいてみたところ、アオシマのボックスアートを描いておられる画家2名の作品が見事に今度の箱絵とかぶっていた。まあそうなるわな。最新号で丁型をやるのも知らずに描いたのだけど、知ってたら結構やりづらくなるところだった。商品ではやや画面が暗く、静岡で山下さんが「会場展示準備のとき照明を変えると急に船が浮かび上がってきたが特殊な絵の具を使っているのか」と聞かれたのだけど、もちろん普通のガッシュで特別なことは何もしていない。どうやら箱を作る業者の写真を撮った人か画像を調整した人か印刷屋の人かがうまくいかなかったのでしょう。管理人にもなぜかよくわからないのですが、このイラストは明るいところで見るほどコントラストが際立ってくるので、商品を購入された方は試しに机の蛍光灯の下にかざしてみられたし。それよりとにかくバイキン事情がよろしくない。岩国もここしばらくは新規発表のない日の方が珍しいほど。年末年始の第一次・第二次100人騒動の時と違って見通しがよくわからないのが困る。お医者さんによると市内の感染者は全員変異株。普通の布マスクでは不安で不織布使用の製品が望ましいとのことなので、閲覧者諸兄もご参考の上何卒ご自愛のほど。最近大和ミュージアム4Fライブラリーの制限が解除になったと気づき、管理人もそろそろ仕事が回らなくなるのでSHSから帰ったら行こうと思っていたのですが、どうも嫌な予感がして先に行っておいたところ、果せるかな週明けに広島県の緊急事態宣言で臨時休館になってしまい、実に危ないところだった。広島県の感染者は今月に入って累計感染者が人口1.5倍の静岡県を相当な勢いで上回ったのですが、感染者は広島市に集中していて、呉とかはそうでもないのに広島市は東京都の10分の1の人口で連日150人以上の発表が続いているから、これでは紙屋町あたりまでちょっと買い出しとかとても行けないし、今までもちょくちょく書いていた通り通勤圏内の岩国で感染者が増えるのも当然のこと。ちなみに山口県の人口は広島県の半分、静岡県の3分の1で、現時点で累計感染者の人口比は静岡とほぼ同じなのだけど、最近の増加ペースは上じゃないかと思う。やれやれ。田舎暮らしも楽じゃない。

2021年4月27日
いつの間にか

 入学式の頃に桜がピークを過ぎているなど最近はよくある話なので気にしていなかったのですが、4月下旬に入ってそろそろツツジを見ておかねばと山に登ってみたら、すでにほとんど散っていて、いつの間にかまた藤の季節になっていた。バイキン事情は収束の見通しが立たず、大都市圏、とりわけ関西の状況がよくないのが気がかりなところ。大阪府がざっと東京都の3分の2の人口で倍の感染者を出すのは相当厳しい。この調子では模型関連のイベントもますます期待薄になってしまう。山口県もここのところ発表数が増えていてヒトゴトではないのですが、秋の模型イベントを見据えると関西の状況はあと2〜3か月のうちに収まってくれないとまずいわけで、さてどうなるやら。今月のMG連載は潜水母艦。本当は次回予告の「プロテュース」もこの回に入れるつもりのところ、山下さんとこの丁型の発売予定が早まったとかで急遽箱絵を描くことになり、小型の「レック」とキットの「大鯨」に差し替えたのですが、意外と「大鯨」が手のかかる品であまり時間短縮にならなかった。後で倉庫を探したら昔作ったPTエイジェンスのレジンが出てきたのだけど(「剣埼」を作ったのは覚えていたが「大鯨」は忘れていた)、これをレストアするのもそれなりの手間だし、せっかく手元にあるキットを作らないまま放置するのももったいないのでよしとする。ぶっちゃけコアな艦船模型ファンは「大鯨」あたりをちまちま作っても自尊心に見合わないから戦艦やら空母やらをやるに決まっているし、そうでない普通のファンに面倒臭いイメージを植え付けるぐらいなら、さっさと片付けてもらって次のキットに誘導するほうが商売上手だろうから、トータルで見ればフジミ特シリーズの「海鷹」や「沖島」ぐらいのでも充分だと思う(実際、川崎型タンカーは商品レベルは低いが発売当時よく売れたという)。短信欄はドイツ語の読みの話。今カイゼル髭とか書いても「カイザーじゃないの」とか言われそうだ。管理人はテレビしか観ていないのでベルガーの印象しかないのですが、確か当時友人がモーター誌ではバーガーと書いている人がいると言っていた記憶がある。F1は彼の影響でごく短期間かじっただけなのに、偶然セナが事故死するシーンは生中継で観た。あと、管理人はハマーン・カーンより先にヘルマン・キュンネを知っていた奇人で(「Z」は中3の時の作品)、なんでこれのパロディなのだろうと不思議に思っていたのですが関係ないんでしょうね。

2021年3月27日

列車が来ない

   

 去年中古で買ったターンAガンダムを作ったのですが、買ってから作るまで半年ぐらい放ってあった。その前は例のアシモ(ザクIIサンダーボルト版)で、調べたらもう丸7年もたっていた。最近作る気しないんですよね。HGUCのファーストガンダム二回り目も、一回り目よりデザインが変になった感じがして手を出していない。やっぱり管理人が好きなザクは旧1/100や初代HGUCのようなシンプルな似顔絵タイプのやつ。無理にいろんなポーズをとらせようとしてありえないような関節構造にして手間のかかる商品にしてほしいとは思わない。かっこいいポーズは所詮絵にはかなわない。描いた方がましというのが管理人の考え方。小中学校の頃ガンダムのパロディ漫画を描いていて、今でもザクIIはそらで描ける。デフォルメで瞬間を誇張できるのが絵のいいところで、線の一本一本が生き生きした昔のアニメの魅力はやっぱり別格なのであって、それと模型の間に隔絶した距離があったって一向にかまわないと思う。今月のMG連載は工作艦。「明石」の話をすると必ず出てくる「メデューサ」(「メドゥーサ」改め)は図面を1から起こす必要があり、まず舷窓の数を数えるところから始めて、もちろん最後は全部開けるつもりでいたのだけど、時間がなくなり断念。水線付近の船体の絞り込みが不足しているようなので、次にどこかで使うことがあればそこを直してから舷窓を開けようと思う。しかし「メデューサ」より「リソース」の方がよっぽど「明石」のデザインに影響しているように見えるが、なんで世間はスルーするのだろう。福井静夫が「リソース」に全く触れていないことが関係しているのかもしれないですが、「明石」より大きくて立派な船なので悔しくて無視したのだろうか。実はコンウェイの海軍史「巨砲の失墜」(The Eclipse of The Big Gun)という洋書では日本と逆になっていて、「明石」は「リソース」をベースにしたとだけ書いてあって「メデューサ」には触れていない。なるほど、イギリス人の側から身びいきするとそういう風になるわけか。閑話休題、フリートトレインの話をしたからというわけではないけど鉄道の話。前にも書いたかもしれないですが、管理人の生家は国鉄西岩国駅のすぐ裏にあって、生まれて最初にはまったのが鉄道だった。しかし6歳の時分に父親からプラモデルを与えられ(最初に作ったのはハセガワの1/72ムスタング)、小学校に入った直後からウォーターラインシリーズを作っていた(最初に作ったのは「那智」)。今でもたまにWikipediaでぼんやり機関車などを眺めることはあるけど、古生物とか深海魚とかと同列の博物学的興味対象であって、ミリタリーのような緊張感がないせいか趣味というほどの入れ込みはない。「タモリ倶楽部」の鉄道回も、ネタとしては観たいなあと思いつつ出演者の有頂天ぶりが嫌で敬遠することが多い。写真はJR神代(こうじろ)駅の時刻表。今春のダイヤ改正で本数がだいぶ減った。山陽本線なのに昼間1時間1本って新幹線の新岩国駅並だ。しかも終電が1時間近く繰り上がって、広島駅ではひかりの最終便と接続しない路線もあるというから、どえらい時代になったものだ。何しろ田舎の自転車乗りにとって最大の交通障壁が鉄道。道路信号は都市部ならそれなりに赤を避けながら先に進めるし、国道といえども錦川の187号は杭名小学校前から出合橋まで25km以上信号がない。ところが線路は踏切で塞ぐは跨線橋を上がらされるは、ろくなことはない。海岸の188号は山陽本線とジグザグ並行で、市中心部を出て大畠まで20km程の区間に跨線橋とトンネルまたぎが6か所あり、うち2か所は抜け道があっても踏切だから、地味にダメージが来る。もともとこの付近では貨物便のほうが多く、このぐらい減っても全体の本数はさほど変わらないにせよ、旅客便は駅の周辺で無駄に長時間踏切を下ろして平気で人を待たせるからタチが悪い(岩国から広島方面はもっと本数が多いので影響大)。そもそもJRの踏切は列車通過後が長い。最後尾がはるか200mぐらい先まで走っていかないと遮断機が上がらないのはイラつく。関大に通って大阪に出たときまず度肝を抜かれたのは、新大阪から御堂筋線で西中島南方へ行き、阪急に乗り換えようとしたら、手前の踏切が列車が通過するや否や速攻で遮断機を上げてしまったこと(その次は淡路駅の前で信号待ちをしたこと。近年はたまにあるが当時JRで信号待ちはまず絶無だった)。どのみち一過性の措置でいずれ列車の本数はまた増えるとは思いますが、遮断機の問題ぐらいは他社がやっている以上どうにでもなるはずだから手を打っていただきたい。

 

2021年3月5日

 NY46発売。変なタイミングで表紙を変えたなと思ったら、高い!高すぎる!最近は連載で扱う艦そのもののキットがないことが多く、苦手な人が多いとわかっていてフルスクラッチやそれに近い大改造をやらなければならないので、何とかして作例の難易度を下げなければとやきもきしている。今号の読者様ページでその点を評価していただいてとても嬉しかったのですが、逆に「そんなショボい作例など値段に見合わないからやめろ」みたいな声も出るんじゃないだろうか。雑誌というのは値段の安さで多様性を受け入れてもらうみたいなところもあるはず。高すぎると寛容性が失われてしまうと思う。価格=品格だと言われたらそれに見合う記事を書く自信なんて全然ないし、3000円出す人だったら今回のネタだって何千円もするレジンをばんばん買って済ますだろうから拙稿などいらないんじゃないかとか、いろんなことを考えてしまう。ネット時代のいまどき同人誌の親玉みたいなことでいいのだろうか。すっごく不安になってきた。

   
   
   

 上左がジェーン年鑑掲載の「マカオ」。上右のONI−208J識別写真の船とよくよく見比べると微妙に違っているようですが、結局同じ船だったと言われてもはいそうですかと答えるしかない。以下はネットの画像検索で拾ったもの。右中も「マカオ」らしく、左上の船より明らかに艦首が長い。左中は元は左上写真と同じもので、何の目的か非常に凝った修整が入っている。艦首にMEKONと書いてあるが正体はよくわからない。左下は「ナイチンゲール」、右下はエジプトの「スルタン」。19世紀末から20世紀初めにかけて同じような船が作られていたことがわかる。「舞子」は作例をおさめた後で学研に記事があると気づき、図面とキャプションでフォローしたので若干食い違いがある旨ご了承のほど。下は丸スペのものと同じ「エルマンノ・カルロット」ですが、左の黒煙が右では見事に消されている。波の様子も微妙に違っていて、どっちが本当かわからなくなってくる。 「多々良」を重油運搬船から作るというアイデアは衣島さんもやっていたと聞いたような記憶がある。

   

 下左が「モス」と思われる映像の一つ。インセクト級で検索すると艦名不明の写真がいくつもヒットするので、注意深くディテールを吟味して判断する。「モス」の場合は艦首の舷外電路カバーみたいな突起部分などが特徴ですが、全姉妹艦の明瞭で艦名のはっきりしている写真を見比べているわけではないので、確実ではない。ただしONI−208Jの写真は「モス」ではなく下右の「コクチャファー」らしい。正直「須磨」は大して問題ないだろうとたかをくくっていたら案外そうでもなく、これだったら自作作例でもよかったと思ったが後の祭り、時間不足で素組しかのせられなかった。油断大敵。最近どうもそんな感じで、自分でどんどん手落ちを見つけることが多くなってきた気がする。いやですねえ。

   



更新日と内容

2020年12月29〜31日
作例掲載雑誌リスト追加他

再び1年以上未更新になっていたリストを追加。
野鳥コーナー更新(ヤマセミ、ホオジロガモ、ミコアイサ追加)

2019年8月7日
作例掲載雑誌リスト追加他

再び1年以上未更新になっていたリストを追加。
野鳥コーナー更新(サンコウチョウ・コガラ・クロサギ・アメリカヒドリ追加、オオルリ写真差し替え)


2017年12月26日
作例掲載雑誌リスト追加

いつの間にか1年以上未更新になっていたリストを追加。

2016年3月8日〜11日
サイト細部変更

(3/8)作例掲載巻リストからNY連載分を独立。
(3/10)サイトマップ一部変更、野鳥コーナー更新。
(3/11)作例写真追加用掲示板運用開始。
「筑紫丸」「名古屋丸」「盤谷丸」「金龍丸」「暁天丸」「安土山丸」「大邦丸」
「日栄丸」「東栄丸」「健洋丸」掲載
「宏川丸」写真差し替え


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29-30 Dec 2020
Work list in magazines updated


7 Aug 2019
Work list in magazines updated

26 Dec 2017
Work list in magazines updated

8-11 Mar 2016
Website detail modification

注 当HPでは現在、各誌掲載作例の情報については基本的に本誌刊行まで公表しておりませんのであしからずご了承ください。


このページでは管理人の記事に関するアフターケアなどもいたしておりますので、
ご意見問い合わせなど掲示板かメールアドレスをご利用くださいませ。

掲示板「プロムナード」はこちら
(エントランスのリンクと同じ)
注:管理人は立場上、投稿者宛のメールアドレスを入力していますが、特に必要ない限り
アドレスなしにしておいたほうが安全かと思います。

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注:初めてメールをされる方は、上記のアドレスから送信されても構いませんが、受信後の誤消去
(うっかり迷惑メールと一緒に消してしまう危険性あり)防止のため、掲示板下端の「管理者へメール」をクリックして
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この場合は受信したとき送信者名の先頭に掲示板符号(8320/rosebury)がつくので、うっかりミスを防止しやすいのです。

*現在当サイトでは原則として新規ページリンクは承っておりません。
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「駿河船渠」
ヤマシタホビーのサイト。同社のインジェクションキット(駆逐艦特型・睦月型)は管理人のイラストを使用していただいております。


業務連絡 転居のお知らせ
(2009年4月以前の住所に郵便物を送付されないよう)

各位あての案内漏れの可能性も充分あります。その節は何卒ご理解の上、当方にメールにて確認いただきますようお願いします。


インターミッション「岩国野鳥探訪」
intermission IWAKUNI wildbirds' review


Falcon with Hawk
隼が見ている

ホークアイもよその飛行機ですが、岩国はもともと海軍の飛行場なので隼も所属外。



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