吉備津丸Kibitsu maru

吉備津丸(日本郵船:9574総トン)

 日立因島で建造された最初の舟艇母船。船体の基本設計は播磨の「あきつ丸」型を流用している。44年夏以降のフィリピン増援輸送に3回参加し生還を果たすが、終戦間際に須磨沖で触雷擱座した。

Kibitsu maru (Nihon Yusen, 9574grt) IJA Landing Craft Transport
Completed in Dec 1943.
Mined on 7 Aug 1945 near Kobe.

<作例について>
 「あきつ丸」の図面と実船の試運転写真をもとに作図の上、船砲隊員の記述と米軍撮影写真を組み合わせて44年末のヒ85・タマ38船団参加時を再現。煙突周辺の通風筒など判定困難な部分もあります。

Model: Kibitsu maru in late 1944. Loa:217.5mm.



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