関西丸Kansai maru

関西丸(原田汽船:8614総トン)

 大阪商船のニューヨーク急航線開設に呼応して岸本商船が建造した貨物船。「畿内丸」型よりやや大型。1937年原田汽船が取得した。太平洋戦争では陸軍輸送船としてシンゴラ上陸作戦などに参加。43年9月18日ラバウル〜パラオ間で米潜「スカンプ」の雷撃を受け沈没。
の第2グループに属する。他のほとんどの姉妹船と同様、太平洋戦争では海軍特設運送船として行動。44年9月12日、南シナ海で米潜シーライオン(二代目)の雷撃を受け沈没。

Kansai maru(Harada Kisen 8614grt) IJA Transport
Completed in Dec 1930.
Torpedoed on 18 Sept 43 off New Guinea by USS Scamp (SS-277).

<作例について>
 独特のダズルペインティング迷彩を施した写真が残っている「関西丸」を再現。「畿内丸」型から図面を起こした作例です。本船と思われる42年6月の映像では全く異なるパターンの迷彩となっており、どちらが先の撮影かは不明。

Model: Kansai maru in about 1942. Loa=208.5mm. 



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