勝鬨丸Kachidoki maru
勝鬨丸(拿捕船:10509総トン)
1921年米国で建造された「ウルヴァリン・ステイト」が前身で、まもなく「プレジデント・ハリソン」と改名、ダラーライン、のちアメリカン・プレジデント・ラインが運航した。太平洋戦争開始当日に上海で日本側が拿捕し「勝鬨丸」と命名、日本郵船の乗組員が運航した。44年9月12日、ヒ72船団加入中南シナ海で米潜パンパニートの雷撃を受け沈没。477名とされる戦死者には昭南から引き揚げる負傷兵や連合軍捕虜も含まれる。
Kachidoki maru (captured ship, 10509grt) civilian liner ship
Completed in 1921 as US liner Wolverine State, later renamed to President
Harrison. Captured by IJN on 8 Dec 41.
Torpedoed on 12 Sep 44 in South China Sea by USS Pampanito (SS-383), while
participating convoy Hi72.
<作例について>
洋書の模型雑誌に掲載されたラフ図面と本船写真から製作。船体形状や荷役関連のレイアウトなど、随所にアメリカ製特有のスタイルが見られます。
Model: Kachidoki maru at her lost. Loa=227.5mm.