浜江丸Hinko maru

浜江丸(大連汽船:5418総トン)

 大連汽船が満州炭の輸入用に建造した鉱石船6隻のひとつ。4造船所が手がけており、のちのTM型タンカー量産への布石だった可能性もある。44年6月11日、サイパンで上陸作戦直前の大空襲にあい脱出、大破しながらも中型以上の商船では唯一生き残った。だが船体は父島で応急修理中に爆撃のため擱座全損し、一部は現在も当地にある。

Hinko maru (Dairen Kisen, 5418grt) Navy aux. transpoat.
Completed in Sep 1936.
Heavily damaged on 11 June 44 near Saipan by US carrier aircraft, later reached to Chichijima and abandoned after suffering further damage.

<作例について>
 父島の船骸が有名な「浜江丸」がサイパンの大空襲から逃れ奇跡的に当地にたどり着いた、44年6月当時の姿を再現。船尾エンジン、トランク型の船倉構造、幅の大きい倉口など、比較的特徴のあるスタイルです。

Model: Hinko maru at her lost. Loa=181mm.



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