白鹿丸Hakushika maru

白鹿丸(辰馬汽船:8152総トン)

 第一次大戦中に設立された浅野造船所(のちの日本鋼管鶴見)が最初に建造した大型貨物船。戦前の辰馬汽船最大の所有船で、同社のブランドネームというべき酒の銘柄にちなんで命名された。太平洋戦争初期は陸軍徴用、のち配当として行動、44年10月18日フィリピン水域で米潜「ブルーギル」の雷撃を受け沈没した。

Hakushika maru (Tatsuuma Ksen, 8152grt)  IJA Military Transport
Completed in Dec 1917.
Torpedoed on 18 Oct 44 off Manila by USS Bluegill (SS-242).

<作例について>
 平甲板のシンプルな船容です。実船図面に基づき製作していますが、現存写真とは煙突前方の荷役装置などに若干の相違もあり変更を加えています。武装に関する記録はなく、いちおう緒戦のジャワ作戦あたりを想定して高射砲2門を搭載しました。

Model: Hakushika maru in early 1942. Loa=200.5mm.



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