白山丸Hakusan maru

白山丸(日本郵船:10380総トン)

 日本郵船が第一次大戦で失った欧州航路の貨客船を補充するため建造した、H型と呼ばれるグループの1隻。本船のみ起工当初は造船所のストックボートという立場だったが、建造中に郵船が買い取り1923年竣工している。太平洋戦争の開戦時は姉妹船「筥崎丸」とともに特設港務艦籍にあったが、間もなく運送船となる。44年6月4日、硫黄島沖で米潜フライアーの雷撃を受け沈没。

Hakusan maru (NYK,10380grt) IJN Aux. transport
Completed in Sept 1923.
Torpedoed on 4 June 44 off Iwo Jima by USS Flier (SS-250).

<作例について>
 「靖国丸」のひとつ前の船で、全体的なレイアウトは似ていますが印象は古風そのもの。作例は大戦中期の状態で、判明している港務艦当時の武装を搭載した以外は商船状態としています。

Model: Hakusan maru in 1942. Loa=226.5mm.



模型リストへ