浅間丸Asama maru
浅間丸(日本郵船:16947総トン)
日本郵船が東洋汽船からサンフランシスコ航路を引き継いだ際、旧式化した「天洋丸」型の代替として新造した貨客船。このカテゴリーでは欧州航路の「新田丸」型が就航するまで日本最大で、日本の海運界を代表する豪華客船として広く知られていた。戦時中は海軍特設運送船として行動を続けたが、44年11月1日ルソン海峡西部で米潜「アテュール」の雷撃を受け沈没。
Asama maru (Nippon Yusensen, 16947grt) IJN Auxiliary Transport
Completed in Sept 1929.
Torpedoed on 1 Nov 1944 in Luzon straight by USS Atule (SS-403).
<作例について>
「モデルグラフィックス」誌の拙稿「日の丸船隊ギャラリー」第100回作例として製作。「図説日の丸船隊史話」の図面は計画段階のものらしく実船とは細部形状が異なるため、「船の科学館」や「氷川丸」の展示模型をもとに修整作図しています。最後にマニラに入港したとき米軍偵察機が撮った写真がありますが、遠景で詳細は判定できず、このとき同じ船団にいた上田毅八郎氏の記録イラストが最大の資料(模型写真のイラストは管理人作)。
Model: Asama maru at her lost. Loa:254.5mm.