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啓林館 『数学1年』P64 文字式の項と係数



家本智紀(JHS白兎)

啓林館 1年P64 の例1と例2である。はじめにP33で項の学習を振り返る。項と係数とを分けて学習する。

 

1.項の学習を振り返る

指示1 教科書P33をひらきます。

「ひらいたら、『ひらきました』と言います」「ひらきました」「ひらきました」

板書1  7−8+9

発問1 項はいくつありますか。

「3つ、です」
「1つめはいくらですか」「7です」
「2つめはいくら」「−8です」
「3つめは」「9です」

板書2  −4+5−6+7

発問2 念のため。項はいくつありますか。

「4つ、です」
7−8+9と同様、4つめまで確認する。

 

2.項だけを学習する

指示2 教科書P64をひらきます。

「§4 式の計算」
「式6−4χは、6+(−4χ)のように、6と−4χの和とみることができる。
 このとき、6、−4χを、式6−4χの項という。」

指示j3 ノートに、次の式を書きます。

「書けたら、『書けました』といいます」「書けました」「書けました」

板書3  6−4χ

「ここにスラッシュが入ります」

板書3’  6/−4χ

「スラッシュのところには、ひらがなが1文字入ります」

発問3 何が入りますか。

「『と』です」「6と−4χの和とみることができるのでしたね」

発問4 項はいくつありますか。

「2つ、です」
「何と何ですか」「6と−4χです」

指示4 ノートに次のように書きます。

板書3’  6/−4χ
       項は 6 と −4χ

「書けました」「書けました」

「項は、さんはい」「項は 6 と −4χ、です」

指示3 下3行あけて、次の式を書きます。

板書4   2χ+y−5

「はじめにスラッシュをいれます」

板書4’  2χ/+y/−5

発問5 次に何をするのですか。

「項を書きます」

「項を書いてごらんなさい」

板書4’  2χ/+y/−5
      項は  2χ と y と −5 

「項は、さんはい」「項は 2χ と y と −5、です」

指示5 この下3行あけて、次のことをノートに書きます。

板書5
        

発問5 はじめに何をするのですか。

「スラッシュをいれます」

板書5’
         

「1つめは」「です」
「2つめは」「-bです」

板書5”
          
          項は  

指示7 この下3行あけて、問題1の(1)(2)をノートにして前にもってらっしゃい。

(2)だけを○つけをする。
できた生徒に黒板に式と答えを書くようにいう。
さらにできてしまった生徒には、(3)をするようにいう。
生徒が黒板に書き終えた頃に、もってくるのをやめる。

3.係数だけを学習する

板書3を使う。

指示8 教科書P64の7行目を人差し指で押さえます。

「おとなりと確認」
「上の式6−4χで、文字をふくむ項−4χは、(−4)×χのように、数と文字の積の形である。
 このとき、−4をχの係数という。」

発問6 6−4χの、χの係数はいくつですか。

「−4、です」

板書3’’ 6/−4χ
       項は 6, −4χ
       χの係数は −4

発問7 2χ+y−5の、χの係数はいくつですか。

「2、です」「とっても簡単だよね。どうしてですか」「教科書に書いてあります」
「yの係数はいくつですか」「1、です」

板書4’’  例1 2χ+y−5
           項は  2χ, y, −5 
           χの係数は  2
            yの係数は  1

板書5を使って、例2も同様に係数を答える。
次に問題1の(1)(2)の係数を解いたら、もってくるようにいう。


2003JAPANセミナー数学分科会にて、代案をいただいたものを参考に再構成した指導案です。


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